2019年、ゴルフの規則が生まれ変わります!ゴルフ新ルール15のポイント【6】

2019年1月1日から、ゴルフのルールが大幅に変更されます。新ルールは、従来の「言葉が難しい」「ややこしい」「覚えにくい」といったマイナスイメージが払しょくされ、合理的で明快。プレーがぐっとやさしくなります。そこで、ぜひ覚えておきたい主要な新ルールを実演で解説。新年のラウンドでスマートにプレーできるように、サクッと予習しておきましょう!

【14】グリーン上でボールを動かしても、偶然ならノーペナ

これまでは、グリーン上にリプレースしたボールが強風などで動いた場合、動いた場所から打つのが規則でした。新ルールでは、元の場所にリプレースします。また“不可抗力で”ボールを動かしてしまった場合、ペナルティは科せられず、元の場所にリプレースしなければなりません。

こんなケースもノーペナ&リプレースです。

【15】準備ができた人から打ってよい

ボールの位置に関係なく、準備が整ったプレーヤーからプレーすることが奨励されます。ただし「安全が確保できれば」という条件付きです。合図をするなど、プレーヤー同士の意思疎通を積極的にしましょう。たとえばバンカーをならしているプレーヤーを待つことなく、グリーン上にいるプレーヤーが先にパットをすれば、進行がスムーズになります。

覚えておきたい!こんな新ルールにも注目!

救済を受ける場合、マーカーに告知しなくてもよい

ルールに基づいて救済を受ける場合、事前にマーカーに知らせたり立ち会ってもらう必要はありません。ルールに則って処置すればOKです。

地面にくい込んだボールは救済を受けられる

ジェネラルエリアにボールがくい込んだ場合、ノーペナで救済が受けられます。(くい込んだ場所のすぐ後ろを基点として1クラブレングス以内にドロップ)。ローカルルールによって、この救済をフェアウエイに限定することもあります。

ショットまでの待ち時間は40秒

自分の順番になってから40秒以内にプレーしましょう。アマチュアの場合、それ以上かかってもペナルティは科せられませんが、常に速やかなプレーが奨励されます。

撮影/内藤サトル イラスト/岩井勝之 レイアウト/アトム☆スタジオ 取材・文/大津恭子 撮影協力/スタンレーレディスゴルフトーナメント