【銀座のかずこママがズバリ言うわよ!】ゴルフのお悩み 解決サロン Vol.2

銀座6丁目にある「銀座Room」は、遊びなれた紳士や淑女が夜な夜な訪れる会員制バー。お目当ては、オーナーのかずこママを中心にくり広げられるウィットに富んだおしゃべり。人を愛し、ゴルフを愛するかずこママが、Regina-webに登場。ゴルフにまつわる「あるある」悩みをズビシッと解決してくれます!

お悩みVol.2 「同伴者がスコアを過少申告。指摘するべき?」

先日、あるコンペに出席したのですが、同じ組のいかにもゴルフ好きなおじさまがスコアをごまかすんです。はじめはわたしのカン違いかな? それともうっかり間違っただけかな? と思ったんですが、どうやら確信犯のよう。

それ以降、気になってゴルフどころじゃなくなってしまったのですが、こんなとき、ハッキリ指摘すべきか否か、迷います。ママならどうされますか?(飲食店勤務・まりこ 35歳  独身 ゴルフ歴3年)

写真/Getty Images

スコアの確認は同伴競技者の義務。そんなことで悩む方がおかしいわよ

いるわよねー。スコアをごまかす人。もちろんわたしはハッキリと指摘するわよ。

「あら、1打目ドライバーで、2打目は右ラフからグリーン手前のバンカー。バンカーからグリーンをオーバーして、アプローチで乗せて2パットのダボじゃないですか? わたし、数え方間違ってるかしら?」

という具合にね。

だってそれがルールですもの。同伴競技者のスコアの確認はマーカーの義務だし、過少申告は失格よ。それを指摘するの、なにか問題かしら? むしろ感謝されるべきこと。

それよりも、指摘に迷うアナタの方がおかしいんじゃない?「機嫌をそこねたら嫌だな」って気持ちも分からなくはないけれど、そもそも過少申告するような人はアナタの人生に必要ないんだから、ためらう理由はこれっぽちもないわ。

接待の場合は別。大いに楽しんでもらいましょ!

ただし例外はある。接待ゴルフは別よ。接待ならば全部あり。接待相手がスコアをごまかそうが、OBなのにポケットからこっそりボールを出して平気で打とうが見て見ぬふりに徹しなさい。

もちろん、スコアの指摘なんてもってのほか。イライラを顔に出すのもNGよ。とにかく相手が楽しく、プレーできる環境づくりに徹底することよ。

いずれにしても、相手の不正に堂々と誠意をもって指摘できるのも大人の女。そんなアナタの周りには、いずれ素敵な大人ばかりが集まることでしょう。

 

かずこ(Kazuquo)ママ プロフィール

“一見さんお断り” 銀座6丁目の会員制バー『銀座Room』を経営。常連には多数の女子プロゴルファーが名を連ねる。名門コースの会員権をもつほど、自身も大のゴルフ好きで、年2回のコンペを主催。著書に「東京銀座六丁目 僕と母さんの餃子狂詩曲」(集英社刊)がある。インスタグラム(@kazuquo)もチェック!