「200ヤード飛ぶ」CMで話題。ヤマハ『インプレスUD+2』の飛びって本当? 専門家に聞いてみた

クラブの難しい話は分からない、でも、飛ぶクラブがほしい――。ならば、女性向けに最適なクラブを提案してくれる専門家に聞こう! というわけで、ヴィクトリアゴルフ新宿店の神宮さん、CURUCURUでも活躍中の筒康博コーチが「飛ぶドライバー」についてクロストーク!

男性には分からない女性の“飛ばしたい”思い

CURUCURUでも人気連載を持つ筒康博コーチ(左)と、ヴィクトリアゴルフ新宿店のカリスマ店員・神宮さん(右)

筒さん 「今日は、男性目線で女性が飛ばせるクラブについてお聞きしたいです。ボクも普段女性にクラブのアドバイスをしていますが、こちらのお店で好評なモデルはどれですか?」

Victoria神宮さん 「ヤマハ『インプレスUD+2 レディース』が好評ですね。“200ヤードインプレス”というCMのメッセージが女性に刺さっているからでしょうか。でも、どうして男性目線で聞きたいんですか?」

筒さん 「多くの男性ゴルファーって、女性の気持ちを理解できていない可能性があるなと。女性にとって、飛ぶクラブがどれほど大事か? を多くの方に分かってもらうことが大切ですよね、お財布担当の旦那さんを説得しなきゃいけない女性なら、なおさらに。例えば、男性ゴルファーって、腕前のある女性と回ると【白ティから回れば?】なんて気軽に言うことも多いですよね?」

Victoria神宮さん 「ええ、あります。実際、クラブも男性用のRシャフトを使用されている女性もいますし…」

筒さん 「男性にとっては、単純に同じティから回った方が時間短縮だったり、ラクを求めての発言だったりします。でも、女性にとっての白ティって、男性にとってのフルバックティと同じか、それ以上のことだと男性ゴルファーは気づかない。例えば300ヤードのパー4でも、一般的な女性だと2打目で140~120ヤードくらいは普通に残りますよね。UTやFWで打たなきゃいけない距離が残る。男性ゴルファーに置き換えると、420ヤードのパー4を回っているのと同じ感覚ですから。自分はフルバックで回らないのに、女子に白ティで回らせるのはちょっとね…」

Victoria神宮さん 「そう! だからこそ、ヤマハ『インプレスUD+2 レディース』の【200ヤードインプレス】の言葉がなおさら魅力的に感じるんです。女性だからこそ、一番大事なのはドライバーの飛びですから!

神宮さん 「女王・ゼクシオより飛ぶ方が多いです」

筒さん 「だって、200ヤード飛べば、男性も真っ青ですよ? 女性で200ヤード飛ばせる人ってなかなかいないですし…」

Victoria神宮さん 「はい。当店だと、女王と言っていいほどダンロップ『ゼクシオテン』に根強い人気があるのですが、飛びを求める方は打ち比べて『インプレスUD+2』の方が飛ぶ!という方も多いです。『ゼクシオ』は他社のモデルに比べて軽くて誰にでも振りやすいです。『インプレスUD+2』も近い軽さなんですけど、同じAシャフトのモデルで比較すると、少しシャフトがしっかりしたものが好きな人に好評です。男性と違って、女性はあまり【つかまる】という言葉には響かない。やっぱり、【飛ぶ】ことと【当たる】ことですね」

神宮さん 「女性はドライバーから全部揃えるから、飛びが大事」

筒さん 「男性用の『インプレスUD+2』は、すごく飛ぶアイアンが好評で、そこから人気に火が付いていますが、女性も同じ感じですか?」

Victoria神宮さん 「いえ。ほとんどの女性は、ドライバーが一番大事ですね。まず、自分に合う飛ばせるドライバーを選んで、そのブランドをセットで揃えたい人がすごく多いので。そこは男性とは全然違うと思います。とにかく、2打目がラクに打てるドライバーが手に入るかどうかで、スコアも大きく違ってしまうので。

でも、今回の『インプレスUD+2 レディース』のアイアンは、男性用のアイアンよりも構えたときのシルエットが綺麗で構えやすいと評判ですね。ヘッドの後ろ側が見えずに、すっきりしていて安心感もありますし。それに、バンカー専用の【SW】があるとご存知の方が多くて、【SWだけ買いたい】とおっしゃる方も多いですよ」

筒さん 「なるほど。お店にある試打クラブをいろいろと打たせてもらってもいいですか?」

Victoria神宮さん 「はい。ゼクシオだけじゃなく、キャロウェイ、テーラーメイドなども揃っていますので、どうぞ!」

筒 「海外ブランドと国産の人気モデルは“中身”が違う」

筒さん 「さすが、ヴィクトリア新宿店。新作クラブが全部揃っていますね。人気ブランドのクラブをそれぞれチェックしてみましたが、『インプレスUD+2 レディース』が飛ぶ理由がよく分かります。軽くて振りやすいし、バランスがいい女性専用設計のクラブですね。海外ブランドによくあるような、ヘッドは男性用とほとんど同じで、シャフトだけ軽くしたようなクラブではないですね」

Victoria神宮さん 「はい。AシャフトとLシャフトでロフトも長さも違うんですよ。それぞれのゴルファー層に合った打ちやすいスペックを追及されていますから

筒さん 「本当ですね。Aシャフトはロフト12度、Lシャフトはロフト13度で、長さも違いますね。また、シャフトのカラーブロックの効果で、短く見えて構えやすいですし、ヘッドのつかまりの良さと動きが安定しているので、ミスが減ります」

Victoria神宮さん 「そう、【当たっちゃう】ことがまず大事ですから。男性のように打ち方がどうとかではなく、普段の自分のままで【当たっちゃった】、【真っすぐ飛んじゃった】という部分がすごく大事です」

筒さん 「そういう意味では、安心感も大きいでしょうね。ドライバーだけじゃなく、FWやUTも同じで、構えるとフェースがしっかり見えて安心感もありますし、落ち着いたデザインで大人な雰囲気でいながら飛ばせる。いい意味での裏切りがありますね!」

Victoria神宮さん 「はい。女性にとってウッドは大事ですから。だから長いクラブから全部揃えるお客様が多いのだと思いますよ」

筒さん 「今日はありがとうございました。男性ゴルファーの方には、今回のレポートを読んで【女性ゴルファーがいいスコアを出すために何が必要か?】をよく考えていただけると嬉しいですね!」

Victoria神宮さん 「はい、ゴールデンウィークもお待ちしておりますので、ぜひ!」

ヤマハ Inpres UD+2 レディースのクラブはこちらでチェック!

取材・文/新ミキオ