ひたすらウッドでグリーンに寄せたら、アプローチで乗せて、2パットで上がれば上出来! これが多くの女性のゴルフ。でもこれって絶対パーは取れない計算。なんだか夢がない…。そんな女性は今すぐトライ! アプローチを知れば、ゴルフが確実に変わります。
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特徴と選び方を知りたい!単品ウェッジ入門
ヘッド形状やシャフトが同じで、長さや重さの流れもいいのがセットウェッジの魅力。でも、「さらなるレベルアップを」と感じたら、種類が豊富な単品ウェッジに変えてみてはいかが?
ココが違う!セットのウェッジと単品ウェッジ
長さが違う! ~ひとつ上の番手より短いものを~
女性用のセットのウェッジは、全体的に短め。ユニセックスな単品ウェッジはそれよりも長いことが多いので、握る位置によって距離の打ち分けがしやすくなります。ただし、アイアンとのバランスが大切なので、一番手上よりは短いものを選びましょう。
重さが違う! ~重い方がミスが出にくい~
単品ウェッジのヘッドは、セットのウェッジより重くなっています。ウェッジはフルショットするクラブではないので、じつは重い方が、上げて下ろすだけのシンプルスイングになりやすく、女性のありがちなミスを減らしてくれます。
カタチが違う! ~ヘッド性能が違う~
アイアンの延長でやさしく打てる、というイメージのセットのウェッジとは違い、単品ウェッジはスピン性能やソールの抜け方など、さまざまなライからでも、より繊細なアプローチがしやすいようヘッドが設計されています。
1本なら56度。2本目は50度がおすすめ
SWと同じ56度がもっとも打ちやすい
同じモデルでも、たくさんのロフトがある単品ウェッジ。どれを選ぶか迷いますが、ほとんどのセットのSWと同じ、56度をおすすめします。非力な女性は細かいコントロールがしにくいので、それよりロフトが大きくても小さくても難しくなるからです。もしもう一本、というならAWに匹敵する50度を入れましょう。
指導/菊地明砂美プロ
1985年生まれ、北海道出身。親の影響で10歳からゴルフを始める。2010年にプロテスト合格。レギュラーツアーシード権を目指し、ステップアップツアーで奮闘中。今年から、ツアープロコーチ石井忍プロ主宰の「エースゴルフクラブ」で幅広いゴルファー相手にレッスンを行う。妹は菊地絵理香プロ。遠藤電設所属。
Regina 2019年初夏号より抜粋 撮影/村上悦子 エディター/たかはしよし子 撮影協力/カレドニアンゴルフクラブ