【スタート前35分の朝ドリル】スタートホールから振れる!重要部位を動かすストレッチドリル【1】

ツアープロはスタート前、どれくらい準備に時間をかけていると思いますか? 答えは…約2時間半! でも、それを私たちが実践するのは、ハードルが高い…ですよね。そこで、必須ポイントだけを凝縮したオリジナルドリルを作成。これならきっと、できるはず!

ミスを犯すリスクは『スタート前の練習』で取り除きましょう

【朝ドリル】をするといい理由
【その1】朝イチのティショットを含め、ミスの確率が減る
【その2】「練習した」という事実が不安を消して、心に余裕が生まれる
【その3】体を動かすことで全身が温まり、ケガのリスクが減る

5分で完了☆ スタートホールから触れる!重要部位を動かすストレッチドリル【1】

朝イチのショットが上手くいかないと、その日1日ずっと不安を抱えてティショットを打つことに…。そんな悪循環に陥るのを避けるためには、“動かせる体”づくりが必要です。

【STEP1】体側ストレッチ

体の側面を伸ばすストレッチ。ウェッジを写真のように持ち、頭の上へ。上半身をゆっくり左右へ倒していく。体側だけでなく、腕もしっかり伸びていることを感じながら行うのがポイント。「体幹を意識し、体全体がブレないように注意を」

【STEP2】肩回しストレッチ

周囲に人がいないことを確認したら、ウェッジを片手で短く持ち、肩を大きく回していく。「ウェッジの重さを利用することで、ほどよい負荷がかかり肩関節のストレッチに」。左右とも前回しと後ろ回しを5回ずつ行えば十分、肩は温まる。

【STEP3】肩甲骨ストレッチ

ウェッジを写真のように持ち、胸の前へ。ひと息吐いたら、息を吸いながらクラブをそのまま背中側へ、いけるところまでもっていく。そこで息をゆっくり吐き、また吸いながら胸の前へと戻す。「肩甲骨周りの筋肉をほぐすようなイメージで行ってください」

次回更新では、【STEP4】~【STEP6】を掲載。ぜひトライしてみてくださいね!

教えてくれたのは、吉本舞さん

1990年7月25日生まれ。佐賀県出身。5歳でゴルフを始める。佐賀県ジュニア連覇、高校時代は日本女子アマ出場。葛城ゴルフ倶楽部(静岡県)に所属し、現在はツアーコーチを務める森守洋氏主宰の『東京ゴルフスタジオ』にてレッスンを担当。USLPGA。インスタグラム@maiyoshimoto_

Regina初夏号より掲載 撮影/石山貴史、エディター/一寸木芳枝、撮影協力/KOSHIGAYA GOLF CLUB