【銀座のかずこママがズバリ言うわよ!】ゴルフのお悩み 解決サロン Vol.26

銀座6丁目にある「銀座Room」は、遊びなれた紳士や淑女が夜な夜な訪れる会員制バー。お目当ては、オーナーのかずこママを中心にくり広げられるウィットに富んだおしゃべり。人を愛し、ゴルフを愛するかずこママが、Regina-webに登場。ゴルフにまつわる「あるある」悩みをズビシッと解決してくれます!

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◆「スクールを辞めたいけど、先生に悪くて言い出せない……」

イメージ画像/Getty Images

ゴルフスクールに通って5年。先生のおかげで上達もし、スクールの仲間とも仲良くなって、時々コンペなどもしています。ただ、もうスクールで学ぶこともないし、レッスン代もバカにならないので、そろそろ辞めようかと思っています。

ただ、5年間お世話になった先生に「やめる」と言い出せなくて悩んでいます。先日も、「これから3カ月寄せの練習に集中しよう」などと、先々の練習プランまで熱心に考えてくれるので、ついずるずると月日が経ち……。

先生を傷つけずに円満にやめるいい方法があれば教えてください。

(広告代理店勤務 A子 34歳 独身)

◆余計な気遣いは、ムダ。日本人の悪いクセね。

日本人って、人がどう思っているのかをいつも気にしちゃうけど、そういう余計な気遣いって日本人の悪いクセだといつも感じてる。

私にしてみれば、こんなことで何日も悩んでるなんて、不毛の極み。

先生の気持ちなんて一切気にする必要ないし、普通に「ある程度見通しがついたんで、いったん卒業させていただこうかと思うんです」とでも言えばいいだけじゃない?

◆相手も商売。あなたが辞めても次を探すだけのことよ

考えてみなさい。相手も商売。星の数ほどあるゴルフスクールの中で生き残るためには、経営者として生徒の心理を突くのも戦略のひとつ。

何十人もいるあなたみたいな生徒を上手につなぎとめて、スクールに通ってもらってお金を生んで、生計を立ててるわけ。

生徒一人辞めたくらいで傷つくような弱い人だったら、スクールなんて経営できない。「さ、次の子、次の子を探そう!」って思うだけじゃないかしら。

ハッキリ言うのが嫌なら、「定期的に別のお仕事が入っちゃって、しばらくレッスンのスケジュール調整ができないんです。仕事が一段落したら、また改めてご連絡します」とか、仕事のせいにして体のいいウソをつくって手もあるけど、たかがそんなことでウソつくのもどうかと思うわ。

もう教わることがないんだったら、この先生はこれからのあなたの人生に必要ないの。ためらってる時間があったら練習にでも行きなさい。

かずこ(Kazuquo)ママ プロフィール

“一見さんお断り” 銀座6丁目の会員制バー『銀座Room』を経営。常連には多数の女子プロゴルファーが名を連ねる。名門コースの会員権をもつほど、自身も大のゴルフ好きで、年2回のコンペを主催。著書に「東京銀座六丁目 僕と母さんの餃子狂詩曲」(集英社刊)がある。インスタグラム(@kazuquo)もチェック!