銀座6丁目にある「銀座Room」は、遊びなれた紳士や淑女が夜な夜な訪れる会員制バー。お目当ては、オーナーのかずこママを中心にくり広げられるウィットに富んだおしゃべり。人を愛し、ゴルフを愛するかずこママが、Regina-webに登場。ゴルフにまつわる「あるある」悩みをズビシッと解決してくれます!
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◆夫とゴルフに行くといつもケンカになり、苦痛です
結婚してから夫の誘いでゴルフをはじめ、いまや大のゴルフ好きに。ただ、夫以外のゴルフ仲間が少なく、ゴルフに行くのはいつも夫と一緒。そして必ずケンカになります。
たいていは、「クラブの上げ方がおかしい」とか「打ったら走れ」とか「ここはアイアンで打て」とか、プレー中に私のスイングやマナー、コースマネジメントに対して、夫がいちいち口を出すのが理由。
とにかくイライラするし、毎回ケンカするのもストレス。はっきり言って楽しくありません。とはいえ、ゴルフには行きたい。
夫に口出しをやめてほしいのですが、かずこママはいつも「人は変わらない」とおっしゃいます。結局私がガマンするしかないのでしょうか。
(主婦 陽子 42歳 既婚)
◆ふたりで会員権を買って、月例に参加してみては
これって、ホントにゴルフあるある。どこの夫婦やカップルも抱えている問題よね。
もしも少し、お金に余裕があるなら、ふたりで会員権を買ってはいかがかしら。
いまは十数万円で買えるゴルフ場もたくさんあるし、数十万円も出せば、そこそこいいゴルフ場の会員権も買える時代よ。
会員権を買って、月例に参加するの。そうすれば、一緒に行ってもほかのメンバーさんとの組み合わせになるだろうから、同じ組で回らなくてすむし、いろいろな人にも出会えて交友関係も広がるわ。
プレー後、お互いのゴルフを報告し合えば、ケンカどころか、ゴルフ談義に花が咲くはず。知らない人と競技ゴルフで回ることは、上達の早道にもなるしね。
「競技ゴルフで緊張感をもってプレーして、ゴルフの腕を磨きましょう」とでも説得すれば、ダンナもその気になってくれるのでは。
◆勝負ゴルフで自分のプレーに集中させる
会員権を買うことが難しいのなら、ゴルフに行くたび、なにかを賭けた勝負ゴルフをしてはいかがかしら。負けた方がディナーをおごるとか、帰りの運転をするとか、なんでもいい。
あとで揉めないよう、ちゃんとルールを決めて、正式なハンデキャップも取得してね(スコアを提出すれば会員権を持ってなくてもとれるわよ)。
そもそも、目的もなくプレーするから、ダンナが教えたくなったり、ガチャガチャ言われて自分のプレーができずにイライラするのよ。
勝負ゴルフで常にお互いが試合のようなつもりで集中してプレーすれば、相手にかまっている場合じゃなくなるはず。
いつもムカつくダンナのミスを、心の中で笑ってやりなさい(笑)
◆かずこ(Kazuquo)ママ プロフィール
“一見さんお断り” 銀座6丁目の会員制バー『銀座Room』を経営。常連には多数の女子プロゴルファーが名を連ねる。名門コースの会員権をもつほど、自身も大のゴルフ好きで、年2回のコンペを主催。著書に「東京銀座六丁目 僕と母さんの餃子狂詩曲」(集英社刊)がある。インスタグラム(@kazuquo)もチェック!