クラブを構成する各パーツの中でも、自分に合ったものを選ぶことで違いを体感しやすいのがシャフトです。“女性だからコレ”とおすすめされたり、自ら選んだクラブのシャフトフレックスが、もしかしたらあなたの飛距離アップを妨げているかも。シャフトの基礎知識をおさらいして、自分のクラブが本当に合っているか、今一度見直してみましょう!
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◆最低限、おさえておきたい“素材”と“フレックス”
ビギナーのゴルフ女子にとって、シャフトの素材やフレックスなど、耳馴染みのないカタカナ用語は取っ付き難い印象ですよね。最低限覚えておいて損がないのは、“素材”と“フレックス”のふたつ。
まずひとつめの“素材”について。一般的に、シャフトは「スチールシャフト」と「カーボンシャフト」のいずれかに分類されます。一般的にではありますが、ドライバーやフェアウェイウッドなど、飛距離を出すことが目的のクラブにはカーボンシャフト、方向性を重視するウェッジやパターなどには、スチールシャフトが用いられます。
そして、もうひとつ重要なのが“フレックス”。これは、シャフトの硬さを示すもので、ヘッドスピードによって使い分ければ飛距離に大きな差が出ることも。
大まかにではありますが、柔らかい順にL(レディース)→A(アベレージ)→R(レギュラー) →SR(スティッフレギュラー) →S(スティッフ)→X(エクストラ)と分類されます。シャフトに記載されているので、チェックしてみてくださいね。
一般的に女性ゴルファーは男性より非力で、ボールが曲がらないことが多いので、飛距離を出すために柔らかいシャフトを使用することがほとんど。皆さんの中には、購入時にシャフトフレックスを確認せず、勧められるままにLシャフトやAシャフトを使用している方も多いのではないでしょうか。(レディスクラブの純正シャフトはLかAがほとんどです)
ただ、柔らかいシャフトを使用して「曲がってしまう!」という方もいます。硬めのシャフトを使用した方がしなりが少ないので、ボールに当てやすく曲がりも小さくなる、という理屈です。ヘッドスピードや打ち方のクセ、体格なども人それぞれ。シャフトフレックスは、その人に合ったスペックを選ぶのがとても重要です。
女性ゴルファーである筆者も、長年お世話になっているティーチングプロの勧めにより現在はSシャフトを使用しています。とはいえ、お店で「Sシャフトのクラブをください!」といっても、なかなか相手にしてもらえないのが現実。
さらに、同じLシャフト、Aシャフトといっても、メーカーによって打感に差がある場合もあります。自分のスイングにぴったり合うシャフトを知るためにも、まずはお店で色々試してみることをおすすめします。