銀座6丁目にある「銀座Room」は、遊びなれた紳士や淑女が夜な夜な訪れる会員制バー。お目当ては、オーナーのかずこママを中心にくり広げられるウィットに富んだおしゃべり。人を愛し、ゴルフを愛するかずこママが、Regina-webに登場。ゴルフにまつわる「あるある」悩みをズビシッと解決してくれます!
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「ゴルフがあればポジティブになれるはず。新しい時代に柔軟に対応し、新しい自分をつくりましょう」
はじめは3カ月続くかしら? なんて思っていたこのコラムも50回。区切りのいいところで、幕を引かせていただきます。ここまで続けてこられたのは、Regina読者の皆さまのご支援のおかげ。感謝の気持ちを込め、僭越ながら最後のご挨拶をさせていただきます。
新型コロナウィルスで、世の中大変なことになっているけれど、まだしばらく続くはず。それに伴い、ライフスタイルもどんどん変わっていく。もう元の世の中には戻らないわ。
だから、いつまでもクヨクヨと過去にすがるのではなく、この新しいコロナ時代に合わせて柔軟に変化し、新しい自分を作っていく心づもりが必要だと思うの。
私の店がある銀座も、瀕死の白鳥状態。銀行から借り入れをしたり、これからどうすればいいかの選択を迫られたり、とにかくずっと何かを考えていました。そうすると脳がオーバーヒートしちゃうのよね。
同じような状況だった、東日本大震災の時は体調を崩してしまった。その時、精神科医の友人が「仕事や義務とは関係のないところで脳を休ませないと、心もカラダも壊れてしまうよ」とアドバイスをくれたの。
だから私は、今回、感染拡大に極力気をつけながら、ゴルフを続けることにしました。
おかげで、ゴルフをしている間は仕事のことを忘れ、ネガティブな気持ちにもならず、脳をストレスからリリースできた。ゴルフのおかげでポジティブになれたし、自分のバランスを保っていられたんです。
ゴルフというアクティビティが自分にあってよかったと、改めて思えたわ。
今後、ゴルフの在り方も変わってくるかもしれないけれど、ゴルフが社会性の高いスポーツであることを私は願っているし、スポーツとしての側面だけじゃないことを伝えていければいいなって思います。
ゴルフを愛するRegina読者の皆さんも、一致団結してコロナ時代をポジティブに乗り切りましょう!
いつかどこかのゴルフ場で、お会いできる日を楽しみにしているわ。
◆かずこ(Kazuquo)ママ プロフィール
“一見さんお断り” 銀座6丁目の会員制バー『銀座Room』を経営。常連には多数の女子プロゴルファーが名を連ねる。名門コースの会員権をもつほど、自身も大のゴルフ好きで、年2回のコンペを主催。著書に「東京銀座六丁目 僕と母さんの餃子狂詩曲」(集英社刊)がある。インスタグラム(@kazuquo)もチェック!