1つ1つのプレーすべてを自分で選択するゴルフは、自分自身と向き合うスポーツ。技術や体力以上に、メンタルが大きくプレーに影響します。自分を知り、コントロールすること。手相をひも解くことで、プレーに生かしてみましょう。
【生命線】 で自分がどんなゴルファーか知る
親指の付け根と人差し指の付け根の間から手首方向に弧を描いているのが生命線。生命力、気力、体力などを表し、ここには一生のシナリオが入っています。親指側が0歳、手首に一番近いところが100歳くらいだと思ってください。あなたにぴったりのゴルフスタイルも、これを見ればわかります 。
(1)手のひら中心の線(赤)を小指側に越える生命線
飛距離勝負がお勧めです。体力、気力ともに充実し、バイタリティー、エネルギーにあふれる肉食系タイプ。ティーショットでしっかり距離を稼いでアドバンテージを取り、ガンガン攻めていく。積極的なプレーをすることで、自分で自分を乗せていくことができる人です。
(2)手のひら中心の線(赤)より1cm以上内側(親指寄り)にある生命線
堅実なプレーでスコアメイクに徹するタイプ。体力はさほどなくても、自然と触れあうことを楽しみながら、コツコツとマイペースで安定したプレーができます。「ゴルフは飛距離より上がってナンボ」と割り切ることができれば、上達は早いはず。
(3)手のひら中心の線より1cm程度内側(親指寄り)にある生命線
バランスのいいゴルファーです。飛ばしもまずまず、ショートゲームもまずまずで総合的にプレーを楽しむことができるタイプ。その時々の状況に合ったプレーをスマートに選択できる人です。そのことを自覚すれば自信につながります。
(4)金星丘(親指の付け根)のふくらみ
エネルギータンクと言われる金星丘。他の人と比べてみると、自分の金星丘が膨らんでいる人はすぐにわかります。大きければ大きいほどエネルギッシュ。コンディションが天候に左右されやすいゴルフですが、金星丘の大きな人は、それに動じることなくポテンシャルを発揮できます。
教えてくれたのは、安藤雅子さん
手相家、ライフデザインカウンセラー。手相鑑定アンドエム主宰。統計学であり、人それぞれ違う「手相」の世界に魅力を感じて研鑚を積み、手相家として日々「人生の作戦会議」を行っている。
【メッセージ】
「ゴルフと人生は似ている」とよく言われます。私は日頃、百人百様の手相を鑑定することで「人生の作戦会議」をしています。自分と向き合うゴルフでも 手相から作戦会議ができるのです。始めに、みなさんお馴染みの手相について、少しお話させて下さい。手相は「手に表れる脳」と言われています。手のひらに、それぞれの宇宙があるのです。それぞれの潜在意識が線となって手のひらに表れている、と言い換えることもできます。そう。手相は変化するのです。一生同じなわけではありません。潜在意識が変われば変わっていくのです。 左手と右手の手相も違います。。左手は、持って生まれたもの(宿命)を表しており、精神的な変化が出ます。 右手は、現実面(運命)、つまり 自分で選択して作り上げるものを表します。左右を見比べることで、ご自分を見つめられます。
取材/文 小川淳子