【加入は当然orムダ…?】女性の「ゴルファー保険」事情【実は●割が加入してる!】

「他人にボールをぶつけてケガをさせちゃった!」、「コースで転んで骨折した」、「カートにぶつけてクラブが破損」、「まさかのホールインワンでみんなにおごることに」…。

女性ゴルファーが遭遇するゴルフ場での“もしも”の時に、金銭面で助けてくれるのが「ゴルファー保険」。入るべきとは思うけど、みんなはどうしているのか、女性ゴルファーにアンケートを取ってみました。はたして、結果は?

もし、クラブが破損してしまったら…?「ゴルファー保険」請求体験記

イメージ/写真AC

◆約8割が「ゴルファー保険」加入経験者でした

ゴルファー保険に加入していたことはありますか?

女性ゴルファーの6割以上の読者が加入。加入経験者も含めると、なんと約8割にも。女性ゴルファーのリスクマネジメント意識の高さがうかがえます!

未加入の人の意見は大きく分けて2つ。

「どこの保険がいいとか、どうやって加入すればいいのか分からない」、「初心者でコースにあまり出ない」、「ホールインワンは、ゴルフ場の方が見ていないと承認されないので、セルフプレー派の私には意味がない」「まわりに入っているという人がいない」

という「入るきっかけがつかめない」派と、

「自分のケガや他人にケガをさせた時の賠償は、生命保険のオプションにつけているので不要」、「自動車保険に、自動車以外での対人対物補償が含まれている」

「とくに必要がないと思う」派に分かれました。

◆求めるのは、まさかの事故による治療費や修理費を補償する賠償責任補償

ゴルファー保険に加入した目的は?

加入の目的で最も多いのが、賠償責任補償。

「友人が他の方にボールを当ててしまい、対処が大変だったと聞いて、“入っておかないと!”と思いました」、「前にいた人に当たりそうになった際は入っていてよかった!と思います」、「実際自分がボールを当てられた時に、相手が無保険の方でした。 幸い大したケガもなかったですが、お互い不安な気持ちでした。もしも立場が逆で、相手に大きなケガをさせてしまった時のことを考え、絶対に入っておかなければと思いました」

など、他者への思いやりや、自身が安心してプレーするための心得として、加入している人が圧倒的でした。

◆入っててよかった! 意外とある「クラブが折れた!」「自分がケガした」

ゴルファー保険でお金が下りたことはありますか?

ほとんどの人は、加入はしていても使ったことはないとのことですが、そもそも損害保険とは偶然のリスクによる損害をカバーするためのもの。使わずにすむほうが、平和だといえるでしょう。

では、請求した理由で最も多かったのが、

「購入したばかりのドライバーが、ラウンド中に他人と接触し折れました。保険で同じ物を購入できました」(保険金・以下同7万円)。

など、クラブ破損などの用品事故補償。

「自分も入っていますが、うっかりクラブを破損されたので相手の保険で請求してもらった。想像していた額よりも大幅に上回る金額を補填されたので本当に助かりました」(ちなみに7万2000円)

という人も。

その他の例としては、

「ゴルフ場で骨折して入院した時に助かりました」(4万5000円)という傷害補償

「自分が幹事のコンペで、まさかのホールインワン!パーティでは参加者全員に飲み物をおごり、キャディさんにはお礼を包み…案外出費が嵩んだので、保険がおりて助かりました」(10万円)。

「ホールインワンを2回達成、1回目は毎年参加の80名くらいのコンペ。保険金の上限が20万円だったので、全員になにかを上げることは無理と考え、翌年の賞品を提供しました(キャディバッグ、パター2本、他)。なんと、その約半年後に2回目を達成。参加人数の多い競技だったので、今度は参加者全員分に700円ほどの記念品を用意しました」(20万円+20万円=40万円)という強者も……。

◆年に10回以上行くなら1年モノがお得。自動車保険やクレカも見直そう

みんなが加入している保険商品は?

加入する保険の種類の結果、9割が保険期間1年の商品を契約されています。年間を通してコンスタントにプレーする人には、こちらが人気のよう。

保険期間1年の場合の保険料は、保険金額の上限によって3000円から9000円くらい。中には、18000円という高額な商品もあります。

年に数回しかゴルフをしないという人には、その日その場で申し込める、1日300円くらいの商品もいいでしょう。

ゴルフ旅行など短期だけかけたい場合は、1泊2日で400円~1000円、2泊3日、3泊4日で500円~1500円など用途によって、商品を選ぶことができます。

また、自動車保険に「ゴルフ特約」をつけるという手もあり。単体のゴルファー保険より保険料を安く抑えることができます。ただし、ホールインワン・アルバトロス補償がついていない場合が多いので、注意しましょう。

さらに、クレジットカードの中には、ゴルファー保険が自動付帯されているものもあるので、利用規約を確認してみるべき。とくに年会費が高額なカードに付いているケースが多いので、チェックしてみましょう。わざわざ単体の保険に入らなくても、補償を受けることができるはず。

ゴルフというレジャーに特化した「ゴルファー保険」。入るも入らないも自分次第ですが、Regina読者の女性ゴルファーの多くが加入していることを考えると、まだ未加入の人は、検討する価値がありそうです。

取材・文/たかはしよし子 ※情報は2020年7月現在のものです。