歯科医という職業をもちながら、数々のアマチュア競技に出場し幾度も優勝を経験。所属しているゴルフ場では、男性と同じティから回ってクラチャンの座にも輝いたトップアマ・塩田美樹子さん。しかも美人とくれば、Reginaとしては注目せずにはいられないわけで……。
いざ出陣! 憧れの塩田さんに、ゴルフにまつわるあれこれを教えてもらいましょう!
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Q 練習時間はどうやって作っているの?
歯科医というお仕事をしながら、競技にも積極的に出ていらっしゃる塩田さん。練習する時間はどう作っているのでしょう?
A 練習したいときにする。ストレスフリーがいちばん!
10歳からゴルフをしていて、ちょっと大げさかもしれませんが、私にとってゴルフは好きとか嫌いとかよりも衣食住と同じような存在です。
とはいえ、プロのように賞金を稼ぐわけではなく、あくまでもアマチュア。「遊び」の域を超えることはありません。
私が普段、心がけているのはストレスフリーな生活で、食はもちろん、遊びにストレスを感じたくない。ですから、練習はほとんどしないんです。
だって、仕事がある中で、「毎日素振りを100回」とか「毎週必ず練習場に行く」とか、ノルマみたいなことを決めて無理に時間を作ろうとするってかなりストレスですよね。
もしも私が練習をするとしたら「練習場に行きたくなった時」だけ。「行こうかな」と思っても、雨が降ったからやめよう、なんてことだってあります。
ラウンドが練習、という感じもあるかもしれません。(笑)ストレスをなるべく感じないように意識するのは、普段のラウンド中でも同じです。
そもそもゴルフはミスをするスポーツで、満足できるショットなんて、1ラウンドで1、2球しかありません。もちろんミスすればストレスになりますが、大人になって気づいたんです。
ミスを楽しむことはできませんが、林の中からどうだそうか? バンカーからどう打とうか? などミスをどうやってリカバリーするかを考えたり、それが成功したりすることがすごく楽しいって。
そこまで思えればこっちのものです♪
練習にせよ、ラウンドにせよ、まじめでストイックな人ほど、ストレスをためがちのように感じますが、そのままだとゴルフがつまらなくなってしまうと思うんです。
あまり自分にノルマを課さず、自分の気持ちに任せてストレスフリーを心がける。うすれば、ゴルフがもっと楽しくなるし、ずっと好きでいられると思いますよ。
大好きな猫カフェで。ゴルフとは関係のない時間も、私にとっての至福です
右足の靴を脱いでチャレンジしたウォーターショット。結果はベタピン! 最高の思い出になりました
教えてくれたのは、トップアマ・塩田美樹子さん
1982年生まれ、神奈川県出身。両親の影響で、10歳からゴルフを始め、競技に出場。全日本歯科学生総合体育大会4度優勝。2013年、2017年日本女子ミッドアマ2度優勝。2017年日刊アマ全日本大会(ミッドの部)、神奈川県女子ミッドアマ、日本女子ミッドアマ優勝。2018年神奈川県女子ミッドアマ、日刊アマ関東大会優勝。ベストスコアは66。所属している葉山国際カンツリー倶楽部では、男性と同じティから回ってクラブチャンピオンに。2013年に「日本女子ミッドアマ」に優勝した翌年は、なんと「日本女子オープン」にも出場。2020年開催の「内閣総理大臣杯第51回日本社会人ゴルフ選手権関東予選」では、唯一の女性出場者として注目を浴びた。
撮影/竹井美砂子 取材・文/たかはしよし子