大きな夢に向かって、畑岡奈紗が2年目のシーズンをスタートさせる。
15日(月)午前、新たにスポンサー契約を結んだ日本航空(JAL)のセレモニーに出席した畑岡。「日本を代表するエアラインと契約させていただき、心強く思います。わたしも日本を代表する選手として、米ツアーで頑張りたいです」と、米女子ツアーの開幕戦に向けて、渡米した。
開幕戦となるバハマは昨年、プロとして初めて臨んだ米ツアーの舞台だったが、無念の予選落ち。その後も米国では結果が出ず、苦しいシーズンを送った。「初めてのコースばかりで、わからない部分もあったし、移動なども大変でした」と、2年目となる今季は、日本航空からの日米輸送サポートも得ることができ、結果を期待される年となる。
「米ツアーで思うような成績を残すことができませんでしたが、日本に戻って2勝できましたし、再渡米した予選会でトップ通過できました。いい流れのまま今年1年に入っていきたいです」。昨年は畑岡にとって激動の1年だった。米ツアーでの挫折、国内ツアーでの2週連続優勝、そして米ツアー予選会を悠々トップ通過。これ以上ない経験を積んで望む今季は、より大きな畑岡を見ることができそうだ。
「米ツアーで優勝、メジャーで優勝、そして東京五輪で金メダルを取るのが目標です」。2年後に迫った夢舞台まで視野に入れる。くしくも、日本航空はあこがれの宮里藍と同じスポンサー。「藍選手と同じエアライン(契約)で、さらにうれしく思います」と、笑顔を見せた畑岡。25日から始まる開幕戦の「ピュアシルク・バハマLPGAクラシック」と2月の「ISPSハンダ・オーストラリアン女子オープン」での活躍に期待が高まる。