斉藤愛璃はラフでこう打つ!右手こぶしを振り上げフェースを返せば芝に負けない

女子プロがなぜスコアをまとめられるのかといえば、グリーン周りからのアプローチで確実にパーセーブしているからです!

そこで、花道、ラフ、バンカー越え、左足下がりといった状況でどう打てばいいのか、女子プロに聞いてみました。どうやら状況に応じた打ち方に徹することがアプローチを成功させる秘訣のようです!

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◆ヘッドを加速させて振り抜いていく

ラフからはボールを上げたいので、アドレスではサンドウェッジのフェースを30度ほど開きますが、もしラフが深ければもっと開いても構いません。ボールはスタンスの中央よりもボール1個分左に。手首のコックを使いながら、上体を回してバックスイングを行います。カット軌道でクラブを下ろしてくると、ボールの下をクラブヘッドが潜り抜けるダルマ落としになります。インパクトゾーンではフェースでボールを包み込むイメージでフェースターンを行いましょう。

通常のアプローチではバックスイングと同じスピードでクラブを下ろしますが、ラフからのアプローチでは芝の抵抗が強いため、加速させつつクラブを下ろします。背中で上体を引っ張り下ろすイメージを持つと素早く下ろせます。

ラフが深いと、ボールの下をヘッドが潜り抜けることが多い。それを防ぐために、インパクトではフェースを返す。ヒールからではなく、トゥからヘッドをラフの中に入れていくイメージを持つ

右手を返すことで、自然とフェースも返るようになる。フォローでは左ヒジを後ろに引かず、下に向けるようにする

ダウンスイングでは右腰、右肩を下げることで、右足体重となり、軽いアッパーブローでボールをとらえるので、高く上がりやすい

◆右手の“こぶし”がポイント

スムーズなフェースターンを行うには、右手の使い方が重要になる。演歌歌手がこぶしを振り上げるように、右手を右下から左上に持ってくると、フェースを返しやすくなる

◆教えてくれたのは…

斉藤愛璃プロ さいとう・あいり/89年生まれ、神奈川県出身。12年ダイキンオーキッドレディスでツアー初優勝。シード復活が期待される

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ALBAドライバー・アイアン・アプローチぜんぶ女子プロに教わろう! 2020年版掲載 編集/島村涼 撮影/相田克己 岩本芳弘 上山敬太 河橋将史 佐々木啓 鈴木祥 福田文平 富士渓和春 村上航 山上忠 米山聡明

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