引き締めながら体幹を強化するピラティスは、ドイツで傷病者のためのリハビリ運動として開発され、体幹強化に重点を置いたエクササイズ。お腹の深層にある筋肉や肩甲骨周りの筋肉など、インナーマッスルに意識を向けて運動するのが特徴で、脳の指令と筋肉の動きがスムーズに連動するようになります。姿勢の改善やボディラインの引き締め、ケガ防止にも有効です。
【ピラティス/ロールバック&アップ】ゴルフを変える3大お部屋エクササイズ
<クラムシェルってどんな効果があるの?>
股関節を動かす筋肉を鍛えて股関節の動きがスムーズに。繊細な体重移動ができ飛距離もアップ!
◆おしりの内側の筋肉で股関節を動かす
1.肘の上に頭を載せ、膝と股関節を曲げて横向きに寝る。
2.上の膝を天井の方に向けて開く。おしりの奥にある筋肉を使って股関節を動かすように意識して。
3.開いた膝を下ろし、股関節を閉じる。骨盤をグラグラさせないようスムーズに。反対側も同様に行う。
<スパインツイストってどんな効果があるの?>
体の軸を保ったまま回旋できるようになります。肩甲骨の可動域も広がり、大きな弧を描くスイングに!
◆体の軸をキープしたまま肩甲骨の可動域を広げる
1.肩の真下に両腕を、腰の真下に両膝をついて四つん這いになる。脚は座骨幅に開き、お腹を締める。
2.息を吸いながらゆっくり片手を天井に上げ
3.息を吐きながら下ろして反対の脇の下を通す。逆の手も同様に行う。
◆ポイント! 脇の後ろ側に力を入れて
◆コレはNG!
腕を床につけたり、軸が左右にブレないように
◆教えてくれたのは…井上万里子さん
BDC PILATESマスタートレーナー。ニューヨークでプロダンサーとして活躍後、現在は「BDC PILATES」にてマシンピラティスを通じ、一般人からプロアスリートまで幅広い層への指導・サポートを行なっている。オンラインレッスンも開講中。
撮影/内藤サトル エディター/大津恭子、撮影協力/アコーディア・ガーデン春日部