三浦桃香選手も苦しんだ…女性ゴルファーが知っておきたい「紫外線アレルギー」って?

最近、チラホラと耳にする機会も増えた「紫外線アレルギー」という言葉。つい先日は、ツアーで活躍していた三浦桃香選手が、紫外線アレルギーによる体調不良に苦しみ、“ツアー引退”を告白したことでも話題になりました。

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でも、耳にしたことはあっても「紫外線アレルギーって、なに? どうなっちゃうの?」「私とは関係ない話だし」と思っている人も少なくないですよね。ところがこの紫外線アレルギーは、一部の人がなるものではなく、誰もがなって不思議ではない病気です。

そこで今回は、この「紫外線アレルギー」について、美容視点を交えながら解説します。

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◆「紫外線アレルギー」は、ある日突然、発症することも…

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アレルギーのほとんどがそうであるように「私は大丈夫」「身内にアレルギーの人がいないし、関係ない」と思っていても、ある日突然に発症するのが怖いところ。紫外線アレルギーに関して言えば、これまではなんともなかった量や時間、日光を浴びていたら、いきなり蕁麻疹が出てきた……ということも起こりうるのです。

一般的には、症状が出てもそこまでひどくならずにおさまる人が多いようですが、場合によっては、アナフィラキシー症状を引き起こすほど重症になることもあるだけに、侮れません。

お日さまに当たった部分だけが赤くなったり蕁麻疹が出たりするならば、自己判断で終わらせず、早めに病院に行って診断を受けておくほうが安心です。

◆「紫外線アレルギー」になると日焼け止め選びも難しい

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ところで「紫外線アレルギーなら、日焼け止めさえ塗っておけばいいのでは?」と考える人もいますよね。しかし、すでに蕁麻疹が出ている肌に日焼け止めを塗ることそのものが負担や刺激となって、さらにかゆみや痛みが増してしまう人も少なくないため、「アレルギーは、日焼け止めで防げる」とは言えないのです。

つまり、紫外線アレルギーになってしまうと、日常的に使う日焼け止め選びですら難しくなってしまう人も珍しくありません。ただし昨今では、敏感な肌にも使える日焼け止めもたくさん市販されているので、まずはそういった製品を試しながら、自分に合う日焼け止めが見つけられればベターでしょう。

また実際のところ、紫外線アレルギーの対処法としては「紫外線を浴びない」に尽きるとされていて、帽子や日傘、長袖の衣服などの工夫をしながら、できる限り紫外線を浴びない空間で過ごしている人も多いのが実情です。よって、女性ゴルファーはラウンドに行きにくくなるのも現実でしょう。

◆「紫外線アレルギーかも?」と思ったら、ラウンドは控えよう

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女性ゴルファーの場合、いったんラウンドが始まれば、およそ半日を屋外で過ごすことになり、室内で過ごしているよりも多くの紫外線を浴びるのは、言わずもがなですよね。

「もしかして、自分も紫外線アレルギーかも?」と感じる心当たりが少しでもあるならば、無理をしてまでラウンドをしない選択が無難でしょう。

ストレスが多かったり睡眠不足だったりすると、アレルギー反応も出やすくなると言われますので、昨日まではなんともなくても、今日になっていきなり紫外線へのアレルギー反応が出た!となっても、決して不思議ではありません。

「なんだかいつもと違うかも」「肌の様子がおかしい」と思ったときには、そのままラウンドを続けていいものか、冷静に判断したいところです。

「紫外線アレルギー」と聞いても、自分には関係のないものだと思う人のほうが多いかもしれません。しかし記事内でもお伝えしたように、アレルギー反応は一部の人だけがなるものではなく、誰しもがなったとしても不思議ではないものです。

少しでも体調が悪いな、肌の様子が普段と違っておかしいな、と思ったならば、紫外線アレルギーの可能性も視野に入れ、悪化させないように気をつけたいですよね。

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(※筆者注:掲載している画像は筆者の私物です。文中の効果は、筆者の個人的な感想です。)

並木まき/元市議会議員・時短美容家(一般社団法人 時短美容協会・代表理事)。20代から見聞きしてきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様への分析を活かし、美容や恋愛に関するコラムを中心に、さまざまな媒体に寄稿。ゴルフ歴15年のエンジョイゴルファー。

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