【大里桃子プロドライバー連続写真】フェースの開閉を使ってボールをコントロール!つかまえて飛ばす

身長171cm、手足の長さを活かした、高弾道のドライバーショットが持ち味の大里桃子プロ。そのスイングを人気インストラクター、伊藤祐子プロに解説していただきました。

大里桃子プロ/Getty Images

ドライビングディスタンス240.63ヤードの大里プロは、長身、手足の長さを活かした大きなスイングが魅力。軸はカラダの中心にありながら、フェースローテーションでボールをつかまえコントロール。高弾道な打球が特徴です。 (成績は全て11月7日時点)

アドレス

両わきが締まり、バランスのいいアドレス。

両わきが締まっていると、手元が毎回同じ位置になりやすく、アドレスの再現性が高くなります。始動も一定になるので、ぜひマネしたいポイントです。

テークバック

パンツのしわからも分かるように、股関節を使ったカラダのねじれで始動しています。

テークバック

フェースがオープン気味に上がっています。つまり、フェースの開閉を使ってインパクトするタイプのスイングということ。このタイプはボールに高さが出るので、ボールが上がらない人は試してみましょう。

トップ

軸は右左に動くタイプではなく、カラダの中心をキープしています。これ以上左にカラダが傾くと、インパクトが安定しないので注意しましょう。

右ひじをカラダに近いところに引き寄せていいます。胸を右に向けたまま切り返していますが、下半身はすでに左に捻転しています。

ダウン

左わきを締めたまま、インパクトを迎える前に、すでに腰が目標を向くくらい大きく捻転しています。ここから一気に回転し、インパクトを迎えます。

インパクト後

キャップのつばの向きはほとんど変わらないくらい、頭が残っています。これは理想のカタチ。みなさんも、自分のスイング写真や画像などで、キャップやバイザーのつばの向きに注目してみましょう。スイング中、どのタイミングでどのくらい顔が上がってしまっているかをチェックできます。

フォロー

肩から手元のカタチに注目。オープン目に入ったフェースを、右手をローテーションさせてしっかりボールをつかまえた結果のフォロー。

フィニッシュ

頭から左足が一直線で、振り切っても崩れないカラダのバランスのよさが見て取れます。このフィニッシュのカタチを意識するだけでも、スイングは変わってくるでしょう。

大里桃子プロ/1998年生まれ、熊本県出身。171cm。A型。8歳からゴルフをはじめる。2018年、二度目の受験でプロテスト合格。その23日後に「CAT Ladies」で優勝(ツアー最短記録)。今年度「ほけんの窓口レディース」で2勝目を挙げた。渋野日向子プロとは親友関係。国内ツアー2勝。 クラブ/ブリヂストン ウェア/ジャックバニー 所属/伊藤園  オフィシャルサイトmomoko-osato.com  Instagram@chanmomo810

解説してくれたのは/伊藤祐子プロ

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代官山の「K’s Island Golf Academy」インストラクター。豊富なスポーツの経験を生かした一人ひとりに寄り添うレッスンは、予約解禁日に即日満了するほど人気。とくに女性からの信頼が厚い。フォロワー4.8万人以上の Instagram【@yuko_ito630golf】でレッスン動画などを配信中。会員制サロン「YUKO Premium salon」や、YouTube動画も展開。

「ツアープロにティーチングプロがついているように、アマチュアにも同じ方向を見て寄り添い、目標に導いてくれる人が必要です。その存在になれれば幸せです」

取材・文/たかはしよし子 撮影/Getty Images、ALBA.Net

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