ゴルフを始めてしばらく経ってくると、ゴルフ仲間が固定されてくる人も少なくないですよね。定期的に、同じ人たちとラウンドを楽しんでいるという女性ゴルファーも多いことでしょう。
ところが、ゴルフの人間関係にまつわるお悩みにありがちなものとして「私は相手のことをゴルフ仲間だと思っていたのに、自分だけが誘われていなくて、他の人たちだけでラウンドに行っている」という声を、時おり耳にします。こういったお悩みを抱く人のなかには「自分は嫌われているのかな」などと落ち込んでしまうこともあるようです。
しかし、落ち込む必要なんて、まったくありません!メンタル心理カウンセラーの並木まきが、ゴルフ仲間に自分だけラウンドに誘われていないことを知っても、落ち込む必要なんてまったくない理由と、ゴルフに誘われにくい人の特徴を解説します。
ゴルフに誘っている人は「深い意味」まで考えていないことも多い
人間関係に慎重な人ほど、どんなときでもラウンドを一緒に回る人を吟味して、声をかける傾向は確かにあります。
しかし一方で、多くの人はゴルフに誰かを誘うときには、いちいち深いところまで考えずに、パッと頭に浮かんだ人に声をかけたりたまたまスケジュールがあいていそうに思えた相手を誘ったりしていることがほとんど。つまり、誰かを「誘う」「誘わない」の行動に、深い意味がないことも多いのです。
そのため、自分だけがラウンドに誘われていないことを知ったとしても落ち込む必要なんてなく、「たまたま、誘われなかっただけ」という可能性が高いというわけですね。
ラウンドに誘われにくい人の特徴って?
1:毎日、忙しそうにしている
毎日忙しそうにしているイメージが強い人には、「ラウンドに行こう?」と気楽に声をかけにくいと考えてしまう人も多いです。
実際に忙しいかは別として、周囲に「忙しそう」と思わせてしまうと、誘う側からすれば「声をかけてもどうせダメだろう」「断らせるのも悪いし」などと考え、声をかけるのを後回しにしてしまいがちに。
2:超ゴルフ初心者
中級〜上級ゴルファーだと、超初心者とのラウンドよりも同じくらい、または自分よりも上のレベルの人たちとのラウンドを好む傾向も。これは、ゴルフに慣れている人とのラウンドのほうが、サクサクとプレーできて快適という理由が大きいでしょう。
超初心者と一緒に回ると、プレー中にアドバイスが必要な場面も多く、気をつけていないとファストプレーにならない、気づかないうちにルール違反をしていることがある、などの背景から、普段よりも気を配ってプレーをしているゴルファーも多いです。
しかし誰でも「超初心者」から始まるのも当たり前のことですから、変に気後れする必要はありませんし「今回は、初心者も一緒に回ろう」というタイミングでのお誘いを活かして、少しずつ上達させていけばいいと思います。
3:ゴルフ場選びにこだわりが強い
「自分が会員権をもっているゴルフ場でのプレーしかしない」「食事が美味しいゴルフ場じゃないと機嫌が悪くなる」「グリーンの状態が悪いとクレームばかり言う」など、ゴルフ場選びにこだわりが強い人にも、気安くラウンドに誘えないと考える人が多いです。
本人は「こだわり」というほどではないと思っていても、周りにそういうイメージが付いてしまうと「あの人を誘うときには、あの人が納得しそうなゴルフ場のラウンドにしよう」となり、結果としてラウンドに誘われにくくなる傾向は否めません。
“自分だけ声をかけられなかった問題”については、ご紹介したように「誘いにくいな」と感じる相手には声をかけにくいのも事実ですが、そういった事情はなく「たまたま誘わなかっただけ」というパターンのほうが圧倒的に多いはずです。
最近ではSNSにラウンドの様子を投稿する人も多いので、自分だけが誘われなかったことを知ってしまい、傷つくきっかけにもなっているよう。けれど、「たまたまそうだった」と割り切れば、落ち込む必要なんてまったくありません!
並木まき/元市議会議員・時短美容家(一般社団法人 時短美容協会・代表理事)。20代から見聞きしてきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様への分析を活かし、美容や恋愛に関するコラムを中心に、さまざまな媒体に寄稿。ゴルフ歴15年のエンジョイゴルファー。