【読者モデルが挑戦】“5児のママ”がドラコンプロテストに合格!「時間の使い方」と「モチベーションの保ち方」

2004年度ミスインターナショナルでもあり、Regina読者モデルの川原多美子さんが、39歳でドラコンプロテストに挑戦! 前回は、超初心者時代からドラコンプロを目指すに至った経緯をお伝えしました。

今回は、気になるそのテスト結果と、5人の子どもたちの育児に追われるママの顔を持つ川原さんの時間の使い方、モチベーションの保ち方を聞いてみました。まだまだ始めるのには遅くない、30代最後の年の挑戦をお届けします。

川原多美子さん

前回の記事→【読者モデルが挑戦】年齢も環境も関係ない!2004年度ミスインターナショナル・5児のママが、39歳でドラコンプロテストに挑戦!?

テスト1か月前に受験を決意。最初にしたことは?

川原さん「ドラコンプロのテストを受けようと決めたのが、テスト1か月前。最初にしたのは『スイング改造』でした。スイング改造も、You TubeやInstagramの動画がお手本。憧れのドラコンプロであるカナニ・ロッジ選手、フィリス・メティ選手や、男子ですがカイル・バークシャー選手など、海外の選手のスイングを参考に練習していました。とくに意識したのは、手を返すスイングから、フェース面でボールをたたくようなスイングに変えること。練習はドライバー中心ではありましたが、8番アイアンもたくさん練習しました。ドライバーだけでなく、得意クラブを練習することで、スイングの変化がわかるのが良かったと思います。

試験の差し迫る中で、新型コロナウイルスに罹患してしまい、2週間練習できなくなってしまいました。体調はすぐに良くなったので、自宅でスイング改造やトレーニングをしていましたが、それでも体力が落ちてしまって。隔離期間が終わって練習場に行ったら、最初は180ヤードくらいしか飛ばなくて、めちゃくちゃ焦りました」

家事・育児のスキマ時間をこんなふうに活用しました!

「練習は、とにかく『スキマ時間』を活用していました。幸い、仕事は拘束時間の決まっているものではなかったので、勤務と勤務のスキマ時間30分だけでも練習場に通っていました。少しの時間でもクラブに触るだけで、不安解消にもなるんですよね。

家族全員が夕食を終え、子どもたちを寝かしつけて、夜9時くらいから練習に行くこともありました。最近は、8歳の次女もゴルフを始めたんです。次女の練習中に、近くの打席で練習することもできるようになりましたね。

私が受験した「JPDA」の実技審査は、会場ではなく動画を提出する形式でした。合格ラインはヘッドスピード38m/s以上、計測飛距離180yd以上。なんとか無事に204ydの記録が出て、合格することができました!」

39歳でドラコンプロに! これからの目標と女性ゴルファーへのメッセージ

「実は5月が誕生日だったのですが、4月にテスト結果が出たので、39歳になる直前にドラコンプロ資格を取得することができました。JPDAのライセンスは、女性は40歳から『レジェンド』というカテゴリーもありますが、『レディース』枠の出場もずっと出来るので、カテゴリーにとらわれず挑戦したいです。

まだまだドラコンプロとしては全然飛ばない方なので、まずは300ydを飛ばすことが目標です。テストに合格できたことで、飛距離アップはもちろん、 大会への参加など今までは考えられなかったたくさんの目標に胸が膨らんでいます。JPDAは『ゴルフにつながるドラコン』を掲げていますので、実際のラウンドでも飛ばして、スコアアップにもつなげていきたいです。

私より飛ばすアマチュア女性はたくさんいらっしゃいますし、『私もやってみよう!』と思ってくださる方がひとりでもいたら嬉しいなと思います。ライバルが増えるというより、一緒に大会に出る仲間が増えたら楽しいなという気持ちの方が大きいですね。

今年の9月には、日本で初めて女子のドラコン世界選手権『PLDA 女子ドラコン選手権2022』も開催されるんですよ。ぜひ実際に見て、飛ばしの楽しさやゴルフの楽しさを一緒に楽しめたら嬉しいです!

子育てしていると自分のことを犠牲にしがちですが、今回、ドラコンプロを目指したとき、家族は『ママ楽しんで頑張っているね』と応援してくれました。ママが楽しんでいると家族も笑顔になるんだなと実感。これからも、ドラコンプロとしても、ママゴルファーとしても頑張ります!」

川原多美子さんプロフィール/2004年度 ミスインターナショナル日本大会「グランプリ」「WEBジェニック」とW受賞。 同、世界大会[開催国:中国(北京)]入賞。2005年ミュージカル「Annie」で女優デビュー 舞台などに出演する傍ら、5児の母となり身体のケアの重要性を感じて、ピラティスや加圧、ファスティングを学びインストラクターを経て、現在は新たに美容の仕事に携わる。2018年から再開 したゴルフにのめり込み、2022年にはドラコンプロライセンスを取得。競技出場を目指す。

取材・文/remiquest

おすすめの関連記事