【髪と足のニオイ対策は】プレー中はいつも以上に気になる汗のニオイどうする?【夏GOLFレスキュー】

夏のゴルフにはわたしたちを悩ます天敵が待ち構えています。誰もがかかり得る恐ろしい“熱中症”、化粧崩れと日焼けによる“肌ダメージ”、ジメジメ汗ばむ日の気になる“ニオイ”。暑くてもスマートにラウンドするための持っておくべきアイテム、やっておくべき対策をここで伝授します!

日焼け止めだけでは×!+αで最強防備!肌ダメージを残さない【夏GOLFレスキュー】

◆汗を洗い流すようにふき取りニオイの元凶をブロック

汗腺には「エクリン腺」と「アポクリン腺」の2種類があります。いわゆるワキガと呼ばれるニオイの元はアポクリン腺。体温調節のためにエクリン腺から出る汗は、じつは、サラサラで無臭なんです。汗をかいたときに、皮膚の雑菌が反応することでニオイ物質が増えてしまいます。雨の日や湿度の高い日、屋内でのスポーツはニオイがこもりやすいので要注意ですが、風通しのよい屋外でのゴルフはそれほど心配する必要はありません。

ただ、汗の量が多くなる炎天下でのプレー時は、しっかりと汗対策をしておきたいですね。基本はこまめに汗をふき取ること。水が滴るくらいにタオルを濡らして、洗い流すようにふき取ると、風が水分を飛ばしてくれるので、ニオイが軽減されます。さらに風に当たると皮膚の温度が下がり、その後、汗が出にくくなります。とくにワキの下やブラジャーの隙間など汗がたまりやすい場所は、放置しておくと肌荒れの原因にもなるので、コース途中のトイレなどでしっかりとふき取りましょう。そして日常の生活習慣もニオイに大きく影響します。たとえば、久しぶりに運動をすると、汗のニオイを強く感じることはありませんか? これは使っていなかった水道管から出た水が悪臭を放つのと同じようなもの。定期的な運動や入浴など普段から汗をかくことで、エクリン腺から出る汗はサラサラ&無臭になります。

【髪】シートタイプやドライシャンプーでプレー後のバスタイムも短縮!

手軽に使えるシートタイプも♪

1.かさばらないシートタイプ。洗浄液をたっぷり含んだ凹凸穴あき構造のシートなので、1枚で地肌も髪もしっかりふけて、洗い流さずに汚れをオフ。爽やかなバーベナ&レモンの香り。メリット デイプラス ドライシャンプーシート 12枚入り ¥440〈編集部調べ〉(花王)

2.天然由来成分配合のミストタイプのドライシャンプー。髪や頭皮だけでなくボディのリフレッシュスプレーとしても使えます。ダイアンボヌール ドライシャンプー フレッシュペア&ミントの香り 120mL  ¥1,430(ネイチャーラボ)

3.天然由来成分100%のオーガニックドライシャンプー。清涼感を与える天然由来のメントールを配合し、天然精油の香りで頭皮の気になるニオイも抑えます。ヴェレダ ローズマリー ドライシャンプー 115mL ¥2,420(ヴェレダ・ジャパン)

【足】足もシューズもしっかりケア。さらさら&ニオイしらず!

ゴルフシューズ専用の泡シャンプー!

1.制汗成分、クロルヒドロキシアルミニウムがニオイの元となる汗をブロック。手が汚れないロールオンタイプ。小さめヘッドで指の間もしっかりケアできます。スリムウォーク 足のデオドラントジェル 足指・足裏用〈医薬部外品〉 30mL/オープン価格(ピップ)

2.ゴルフシューズの汚れを手早く落とせる、水を使わないシューズ泡シャンプー。強力な洗浄力でありながら、シューズへのダメージを最小限にして汚れもニオイも落とします。 フィーネキャディ シューズ泡シャンプー 100mL ¥1,650(フィーネナチュラル)

3.制汗成分&さらさらパウダー配合で、汗ムレやベタつきを防ぎます。白くなりにくく、ストッキングの上からでもOK。シンプリティ さらさらフットスプレー〈医薬部外品〉 135g ¥715(マンダム)

4.スタート前に、シューズの中全体に行きわたるように吹きかけて、そのままスタートホールへ。ニオイの元となる細菌の除菌も消臭もしてくれます。トコト デオドラントパウダースプレー 30g ¥1,980(フィーネナチュラル)

こんなとき、どうするのが正解?

【1】お風呂スルーならどうする?

汗を大量にかく夏場はラウンド後、シャワーだけでも浴びたいところですが、そうでなければ、びしょびしょに濡らしたタオルで全身をふき、とくに頭皮や足指の間は丁寧に。ポイントはその後しっかりと乾かすことです。

【2】生理中のニオイは?

とくに夏の生理臭は強烈です。カートや行き帰りの車の中でも独特のニオイが漂いますので、タンポンとナプキンを併用しましょう。血液をなるべく外に出さないことでニオイが軽減できます。

【3】ニオわない生活習慣とは?

汗をかく習慣のある人のエクリン腺からでる汗はサラサラで無臭です。有酸素運動やウォーキング、夏場でも湯船に浸かって定期的に血流をよくすることで、“質のいい汗”が出せるようになります。

◆教えてくれたのは…皮膚科医 慶田朋子先生

日本皮膚科学会認定皮膚科専門医。ヒアルロン酸注入トレーナー。東京女子医科大学医学部卒。同大皮膚科助手、美容クリニック勤務などを経て、2011年にメスを使わない若返り治療がコンセプトの『銀座ケイスキンクリニック』を開設。数多くのメディアで、正しいスキンケアやインナーケアを伝授。『女医が教える、やってはいけない美容法33』(小学館)など著書多数。https://www.ks-skin.com/

Regina2022年初夏号より転載  撮影/大槻誠一(一部商品)

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