予想外のタイミングで一緒にゴルフをしている女子からマウントをされると、びっくりすると同時に、思わず引いてしまいますよね。日頃の親しさとは関係なく、なぜかマウントを繰り出す女性って、どこにでも一定数はいるのかもしれません……。
ゴルフ女子たちが、ラウンド中にドン引きしたというゴルフ友達からのマウントを、メンタル心理カウンセラーの並木まきが3選お届けします。
【1】「新作じゃなくてかわいそう」
「ファッションに強い関心がある友人がゴルフを始めたので、初めて一緒にプレーをしたときの話です。
その子はゴルフに限らずなんでも“形から入るタイプ”なので、ゴルフでもコースデビューをする前に、クラブからウエアまでを有名ブランドでひと通り揃えてプレーに臨んでいました。
『なんだか見た目がギラギラしていてすごいな』とちょっと驚きつつも、社交辞令も兼ねて私はとりあえず、その子を褒めたんです。そうしたらその子から『あなたは新作じゃなくてかわいそう。恥ずかしくならない？』って言われてドン引き……。
こちらは気を遣って褒めただけなのに、そんな返し方をしてくるんだ……ってガッカリしました」（30歳女性／飲食）
【2】「レディースティからで羨ましい」
「ゴルフが大好きだという年上女性は、私にだけじゃなく、ことあるごとに一緒にプレーをしている後輩女性にマウントをしてきます。その人が毎回のゴルフで必ず口にするのは『あなたは、レディースティからで羨ましいわ〜』という発言。
最初こそギョッとしたものの、もう何回も言われているので今やあまり気にならなくなりましたけど、毎回同じことを言わなくてはならないくらいにそこまで羨ましいなら、自分もレディースティから打てばいいのにって感じじゃないですか？（笑）
この人はきっと、“自分がゴルフのスキルが高いから、レディースティからのスタートは許されない”って言いたいのでしょうが、コンペでもないし普通のお遊びのゴルフでこういうことばかり言っているうえに、実はその人はぶっちゃけそんなにゴルフがうまいわけでもないから、ちょっと笑ってしまいます（苦笑）。
とはいえ、本人は自慢げなので、マウントをされているんだなってわかりますけどね」（33歳女性／自営業）
【3】「昔から運動神経がよすぎて」
「ゴルフを始めて半年以内に、スコアを100切りした女友達がいます。でも私は1年以上やっていても一度も100を切ったことがなくて、その友達に対して素直にすごいなーって思っていたんですよ。
ところがその子に『すごいねぇ〜！』って褒めたら、『そうだねー、私は昔から運動神経が良すぎるの』って返ってきて、“えっ……？”ってなりました。
いや、本人はマウントのつもりはなかったかもしれないけれど、私がなかなか100切りできなくて、ゴルフの自信をなくしつつあったことを何度か話していたので知っているはずなのに、なんでそういう言い方をするのかな〜って悲しくなっちゃいました。
本人は何も考えずに発した言葉なのかもしれないけれど、私はかなり傷ついてしまい、それからその子と一緒にゴルフに行くのはやめました」（30歳女性／サービス）
思いもしなかったシーンで目の前の相手からマウンティングをされると、その人への感情も変化しますよね。「まさかあの人が、自分にマウントをしてくるなんて」とショックを受けてしまう場合もあるでしょう。
マウント発言を悪気なく口にする人もいるだけに、あまり気にしないのが1番。プレー中のマウント発言には特に、気にしすぎると集中力も削がれてしまいますので、華麗に聞き流すスキルを身につけるのがベストです。
◆並木まき プロフィール
元市議会議員・時短美容家（一般社団法人 時短美容協会・代表理事）。20代から見聞きしてきた魑魅魍魎（ちみもうりょう）な人間模様への分析を活かし、美容や恋愛に関するコラムを中心に、さまざまな媒体に寄稿。ゴルフ歴15年のエンジョイゴルファー。
