真夏の猛暑日でも連日コースに出て試合に臨むプロゴルファーたちは、徹底した体調管理をしています。今回は、ゴルフ以外にも、釣りなどアクティブな活動も楽しむ吉川桃プロに、夏バテや熱中症を引き起こさないための対策を聞いてみました。
吉川桃プロ/2017年プロテストに合格。JLPGA 89期生で、勝みなみ、新垣比菜らが同学年のプロ同期。2019年の下部開幕戦「rashink×RE SYU RYU/RKBレディース」で初優勝を飾る。美白の美人プロとしても注目されている。インスタグラム@mmoo.3509
◆1打ごとの水分補給を欠かしません
――どんなに日差しが強くても、蒸し暑い日でも、プロはその状況下で勝負を続けなければなりません。夏の体調管理について、教えてください。
まず、水分補給は絶対ですね。私は普段から、けっこうたくさん水を飲むほうなんです。
――毎ホール飲む感じですか?
いえいえ、もっと。1打ごとに飲んじゃいます(笑)。水分の摂り方については諸説ありますが、私は水筒に氷入りの水を入れて、冷たい水を飲んでいます。基本的には1打ごとに1口飲んでいる感じですね。ただし、水ばかり飲んでいるとおなかがタポタポしちゃうので、飲み過ぎないように気をつけています。
――水以外にも何か口にしますか?
熱中症対策という意味では、数ホールに1回、梅干しをかじったりしています。梅干しを保存容器に入れて、保冷剤も入れて、キャディバッグに潜ませています。やっぱり塩分補給は大事ですから、欠かせません。
◆おなかが空く前の栄養補給で、パワーと集中力を維持
――パワーや集中力を切らさないようにするために、何か気をつけていることはありますか?
そうですね、よくバナナを食べています。ティショットを待っている間とか、次のショット地点へ向かう移動中などにモグモグっと(笑)。3ホールに1本くらいは食べていますね。
――では、18ホールで5~6本は食べると言うことですか?
1ラウンドでバナナ6本は食べないかもしれませんけど、とにかくおなかが空く前に食べるようにしています。食べたほうがパワーになるので、バナナ以外にも栄養ゼリーや、小さいおにぎりをたくさん用意していて、ラウンド中にちょこちょこ食べています。
……あ、けっこう食べてるかも(笑)。
撮影/尾島翔太 取材・文/大津恭子 撮影協力/南総カントリークラブ