暖かい冬とはいえ、油断しているとケガのもと! ケガを予防するためにも、ラウンド中の服装やランチ、おやつなどで気をつけたいポイントをご紹介。冬ゴルフをもっともっと楽しんじゃいましょう。
◆寒さに強くなるために……プレー中は背中とお腹を温めるべし
「体の中でも大きな筋肉が存在する背中や、臓器が多く集まるお腹を温めることで効率よく体温を上げることができます」(SHOさん)。背中とお腹には大きめのカイロを貼るなど、冷えない工夫をすることが重要。保温性の高い腹巻を活用して温めるのもあり!
◆サングラスをつけると疲労軽減に
目から入る紫外線に反応して活性酸素が発生。疲労感を強めるので、冬でもサングラスはマスト!
◆股関節を伸ばせば血流アップ
血流が滞ると、より冷えが助長され疲労もアップ。先に紹介した股関節を動かすストレッチをプレー中も積極的に。
◆ランチはカレー、麺類、揚げ物を避けて和定食かスープ系を!
血糖値が爆上がりしやすいカレーや腹持ちの悪い麺類、胃に負担のかかる揚げ物などのメニューはグッと我慢。「ショウガ焼きなどの定食か和食、体を温めてくれるスープなどを食べて、午後への活力をチャージしましょう」(園部さん)
◆プレー中のおやつは糖質とタンパク質が補給できるものを!
体を動かすために必要な"糖質"と"タンパク質"は、プレー中もおやつで補給。「疲労感を高めるため添加物入りのおやつは避け、なるべく素材に近い形のものを」(園部さん)
◆カバンにはこんなおやつを持って行こう♪
はちみつ100%アメ
消化、吸収しやすい糖質であるはちみつのアメがおすすめ。添加物の入ったアメはなるべく避けるようにしよう。
ビタミンCサプリ
紫外線や疲労により発生した活性酸素を除去してくれるビタミンCも、サプリやグミで摂取。
BCAA
運動で使う筋肉を効率的に回復させるBCAA。個包装タイプをバッグに忍ばせると摂りやすくて◎。
干し芋・栗
良質な糖質の代表と言えばこの2つ。素朴な甘みを感じる芋や栗でエネルギーをしっかり補給して
◆教えてくれたのは、この2人!
管理栄養士 園部裕美さん…スポーツ栄養士を経て、現在は栄養指導やコンサルを中心に活動。分子栄養学に精通し、理論的かつ、自己の経験も元にしたSNSでの発信が大人気。@hiromisonobe_eiyou
TIGER GOLF FITNESS 中目黒店 トレーナー SHOさん…理想のスイングができる"体づくり"のための、ゴルフ特化型のパーソナルトレーニングジムでトレーナーを務める。過去にプロ野球選手としても活躍し、筋肉や体の構造、疲労回復法などに詳しい。
Regina2023年秋冬号より転載 イラスト/香川尚子 エディター/河津美咲