ゴルフシーンでのメイクは、屋外で過ごす時間が多いうえに、長時間メイク直しがしにくいことから、普段のメイクでは気にならないことが理由で「残念メイク」を引き起こしてしまうことが……!
意中の人がいるゴルフでは特に「メイクが残念」なんて思われたくはないですよね。実は、トレンドメイクにもゴルフでは「残念」に見えやすい落とし穴が潜んでいます。
時短美容家の並木まきが、意外と不評を招きやすいゴルフシーンのNGメイクについて、お話します。
【NG1】塗っていないように見えるナチュラルすぎるアイシャドウ
ナチュラルな発色を楽しむアイメイクは、オフィスシーンやビジネスシーンでの好感度は高く、清楚な印象が引き立ちますよね。しかしゴルフシーンとなると、ビビッドな色合いの多いゴルフウエアとのコントラストが強すぎることや、陽の光との相性によって、すっぴんメイクならぬ「手抜きメイク」に見えやすくなってしまうのは否めません。
アイシャドウを塗っているのがわからないほどにナチュラルなアイメイクは、至近距離で見ればメイクをしているのがわかっても、屋外で遠目から見ると、目元の印象が弱すぎてしまうため、手抜き感も出やすくなるのです。
またゴルフウエアは、色合いやデザインで主張のあるデザインが多いため、ナチュラルな目元だと、ウエアの印象と比較して控えめに見えがちに。
ゴルフメイクは、普段のメイクよりもやや強めに仕上げたほうが、正解!きちんとメイクをしている雰囲気が出やすくなります◎。
【NG2】完璧すぎるベースメイク
隙を感じさせないほどの美しい肌づくりは、屋内で見ると、惚れ惚れとする美肌の演出につながりますよね。
しかしゴルフシーンでは日光を浴びるので、完璧なベースメイクほど室内で見るときよりも「厚塗り感」が出やすいのも確かです。また陽の光のせいで妙に白浮きして見えたり、首や手元との色の違いがくっきりと目立ちやすかったりもするので、スポーツシーンにはそぐわないコンサバティブなイメージを醸しやすくなる面も……。
写真に撮ったときには「ちょうどいい」と感じる程度でも、至近距離で目視すると、まるでロボットのような不自然な肌感が際立ち、厚化粧な人という印象を強めてしまうこともあります。
ゴルフシーンの肌感はナチュラルめに仕上げたほうが、かえって美肌に見えやすいのです。
【NG3】ハイライトを入れている部分が多い
いまやデイリーメイクでも顔のあちらこちらにハイライターを使って、凹凸のあるメイクを楽しむ人が増えていますよね。
しかしゴルフシーンでは、ハイライトを入れている部分が多いほど、日光の反射によってテカリやベタつきに見えてしまう場合もあるので、要注意なのです。
特に、Tゾーン周辺や鼻筋に入っているハイライトは、光の加減によっては、そのままテカリやメイク崩れのような様相に見えやすいため、残念な印象を与えてしまうことも。また、そこまで崩れて見えないにしても「ハイライトを塗っています!」とクッキリとわかりやすくなってしまう場合も少なくないのです。
ラメ感やパール感、ツヤの強いハイライターほど、こういった残念を招きやすいでしょう。ゴルフシーンでハイライトを入れるなら、ラメやツヤ感の少ないタイプをごく薄く塗るのが安心です。
◆ゴルフメイクはデイリーメイクより「ややインパクト強め」に
デイリーシーンでは、トレンドを意識した素敵なメイクになっても、ゴルフシーンでは違和感を醸したり残念なイメージになったりする場合もあります。
屋外でも「映える」メイクを意識するなら、普段よりもややパーツごとのインパクトを強めつつ、ベースはナチュラルに仕上げるのが◎。使うコスメは、陽の光が当たっても悪目立ちしにくいマットタイプを使うと、より自然な印象が狙えます。
◆並木まき プロフィール
元市議会議員・時短美容家(一般社団法人 時短美容協会・代表理事)。20代から見聞きしてきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様への分析を活かし、美容や恋愛に関するコラムを中心に、さまざまな媒体に寄稿。ゴルフ歴15年のエンジョイゴルファー。