【保存版】ゴルフ初心者が知っておきたいゴルファーの名言

そろそろ初心者を抜け出したい・・と考えているゴルファーも多いのではないでしょうか。ゴルフはフィジカルだけではなく、メンタル面もプレーに大きく影響するスポーツです。そこで、往年のゴルファーの名言を自分のマインドに取り込むことで、簡単に崩れないメンタルを手にしましょう。

◆「ちょっとした見栄が、ゲームを台無しにする」アーノルド・パーマー

はじめは、アーノルド・パーマーが残した名言です。

傘のマークで有名な同ブランドしか知らないという人もいるかもしれませんが、彼はアメリカで攻撃的なプレースタイルや人柄の良さから人気を博し、テレビが普及し始めた時のスーパースターとなりました。とにかく攻めて攻めまくる彼のプレーには、熱心なファンが多くいます。1960年の全米オープンでは最終日のパー4でワンオンに成功し、7打差を逆転して優勝したことは今でも伝説になっています。

そんな彼のプレースタイルからは意外な名言だと思うかもしれません。しかし、「見栄」とは出来もしないことを取り繕うこと。アーノルド・パーマーが攻めていたのは普段の練習から裏付けされた、圧倒的な自信があったのでしょう。ただ、彼は「刻んだことは無いが、刻んでいればもっと勝てた」とも話していました。自分の経験から、反面的に放った言葉なのかもしれませんね。

◆「過ぎた失敗は忘れ、目の前のショットに専念する」ジャック・ニクラウス

つづいて、「帝王」と呼ばれたジャック・ニクラウスの名言です。彼はその呼び名の通り、メジャー史上最多の18勝、2位は19回と驚異的な戦績を残しており、ゴルフ界で最も偉大なプレーヤーのひとりと言われています。ボールコントロールとパッティングに優れていた彼が、ミスする事は多くはなかったでしょう。それ故に失敗は忘れ、次のショットに専念するという言葉は重く感じますね。

アマチュアでは特に良いショットの後に失敗すると引きずってしまうもの。ですが、この言葉を胸に刻み、どうリカバリーするかに専念すればスコアもアップするかもしれませんよ。

◆「ごまかさないことを褒めるのは、強盗をしないことを褒めるのと同じ」ボビー・ジョーンズ

ボビー・ジョーンズもゴルフ界に歴史を残す偉人です。メジャー優勝13回という偉業を、ジャック・ニクラウスよりハイペースで達成しています。

フェアプレーとスポーツマンシップの精神を大事にしており、全米オープンではアドレスした時に自分のボールが動いたと自己申告し、ペナルティとして1打罰を科しました。その瞬間を誰も目撃していなかったので、周囲からペナルティの必要は無いと言われましたが、本人は聞き入れず、試合はボビー・ジョーンズが1打差で破れるという結果で終わりました。

しかし本人の1打罰の自己申告はゴルファーが見習うべきフェアプレーの精神だと称えられた時に、この言葉を語りました。彼にとって、嘘をつかないのは褒められる行為ではなく、当たり前なのだと主張したのです。彼が「球聖」と呼ばれたのは、実力だけでなく、精神力を兼ね備えていたからでしょう。

アマチュアゴルファーも見習わなければならないのは、チョロや空振りをしてしまった時に、少しくらいいいだろう……とスコアを誤魔化そうと魔が差してしまうこともあるかもしれません。そんな時は球聖ボビー・ジョーンズの言葉を思い出し、自制心を養うことで、フェアプレーの精神だけではなく人間的にも成長できることでしょう。

取材・文/夢書房

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