ゴルフを通じて人間関係が豊かになる人も多い一方で、残念ながらも周囲からの幻滅を招き「もうこの子とは、二度とゴルフに行かない!」と密かに決意されてしまう女性もいる様子。大人になると「絶交宣言」をする人間関係は少なくなるので、気づけば周りに人がいなくなってしまっているパターンもあります。
元議員であり女性の心に寄り添うメンタル心理カウンセラーの並木まきが、男性たちが女性に対して、密かに「二度と一緒にゴルフに行かない」と心に決めた“些細な瞬間”を3選お届けします。
【1】同性から不評な女性にウンザリ
「普段は高級なゴルフ場にばかりに行って、ウエアもブランドの新作で固めている知り合いの女性ゴルファーがいました。
その子は同性にも異性にも、とにかくキラキラ生活のマウントが激しくて、本人はただ話しているだけのつもりかもしれないけれど、聞いているこっちはバカにされているような気分にさせられていたんですよね。
あるときに共通の女友だちに『よくあの子と友だちでいられるね?』って聞いてみたら、本心ではウンザリしていると聞いて、妙に納得。ゴルフ友だちが少ないから仕方なく付き合っていると知りました。
その女友だちは同性のゴルフ仲間がいないから、仕方なくマウント女子とも仲良くしていたみたい。だけど、我慢をしてまで一緒にゴルフをしたってつまらないだけじゃないですか?女友だちには『今後は、女性ひとりでも気楽に参加しなよ!』と声をかけると同時に、そのマウント女子は二度と僕らのゴルフには誘わないって決意しました(苦笑)」(38歳男性/マスコミ)
女性ひとりだと、ゴルフに誘われても「参加しにくい」と感じてしまう場合もありますよね。けれど「周囲を不快にさせる女性と、無理をしてまでお付き合いを続ける必要はない!それならひとりでも安心して参加してほしい」と感じている男性もいることから、人間関係での無理は禁物です。
【2】反省会で料金も払わずフェードアウト。セコい
「ゴルフが終わってから、その日のメンツで反省会(お疲れ様会)をやるのも楽しみにしているんですが、とある女性は反省会に参加したときに、とにかくセコいんです。
反省会はけっこう盛り上がることが多いので、ダラダラと長い時間続いてしまうっていうのもあるかもしれませんが、気づくとその女性はいつも先に帰っていて、しかもお金を置いていかずに、まさに“消えている”って感じの去り方なんですよ。
最初のうちは、たまたまかな〜って思っていましたが、ほぼ毎回そんな感じでいなくなっているので、これは意図的にやっているんだろうなと。この前はこっそりその女性を観察していたら、序盤から腹にたまる炭水化物を頼んで、急いで食べたあとにお金を払わずに、静かに消えていました(苦笑)。誰にも挨拶しないで、まるでトイレにでも行くような雰囲気で帰るから、誰も気がつかないんですよ。
あまりのセコさに愕然としましたし、常識を疑いました」(38歳男性/コンサルタント)
ゴルフにまつわる振る舞いは、ゴルフが終わってからも見られているもの。誰かのセコい行動は、口に出さずとも気づいている人は多いものです。
【3】ランチタイムに会話が弾まない
「ゴルフ歴がかなり長いという知り合いの女性は、ランチタイムの態度がとにかく横柄で……。それでも最初のうちは、僕らが下手すぎるからイライラしているのかな?と思って申し訳ない気分だったのですが、いつもランチタイムにはムスッとしているだけで会話が弾まないので、だんだんと一緒にいるのが不快になってしまいました。
プレー中に必要なことは話すけれど、ランチタイムになるといきなり別人のように黙っちゃうんですよ。せっかくゴルフに行くなら、ランチタイムも楽しく過ごしたいじゃないですか?
そのうちに、誰もその人のことを誘わなくなりましたね」(40歳男性/自営業)
プレーをしているとき以外に、周囲が不安になるような態度をしてしまえば、印象が悪くなっても無理はありません。
◆些細なことで人間関係が壊れることも…
些細なことがきっかけで、人間関係にヒビが入ってしまうのは、とても残念。プレーをしているときだけでなく、移動中やランチタイム、反省会などさまざまなシーンで、周囲への気遣いを怠るべきではありません。
本人が「このくらいなら」と思っても、周りは冷静に判断しているものなのです。
◆並木まき プロフィール
元市議会議員・時短美容家(一般社団法人 時短美容協会・代表理事)。20代から見聞きしてきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様への分析を活かし、美容や恋愛に関するコラムを中心に、さまざまな媒体に寄稿。ゴルフ歴15年のエンジョイゴルファー。