ゴルフはマナーを重んじる紳士・淑女のスポーツ。ゴルフのキャディバッグにつけるネームプレートにもマナーが存在します。マナーを守れていないと、ゴルフ場やまわりのプレーヤーに迷惑をかけてしまう可能性があります。気持ちよく楽しくプレーをするために、マナーをしっかり確認して準備を進めましょう。
1.ゴルフキャディバッグのネームプレートには守るべきマナーがある!
2.ゴルフ場でネームプレートが無いのは絶対ダメ!
3.キャディが目撃!ネームプレートNG事例
3-1.そもそもネームプレートがついてない
3-2.プレーヤーとキャディバッグの名前が違う
3-3.じゃらじゃらと名無しのネームプレートがついている
3-4.複数の名前のプレートがついている
4.ネームプレートはどこで買える?持込で刻印できる?
4-1.ゴルフショップ、スポーツ用品店
4-2.インターネット
4-3.ハンドメイドマーケット
5.「明日ネームプレートが必要!」そんな時の対処法
5-1.コースにある紙のネームタグ
5-2.ネームプレートにテプラや手書きなどで記載
6.まとめ
1.ゴルフキャディバッグのネームプレートには守るべきマナーがある!
ゴルフバッグにつけるネームプレートにも、守るべきマナーが存在します。それは、ゴルフ場の「予約名」と「ネームプレートの名前」を一致させることです。多くのゴルフ場では、ゴルフ場のスタッフが入口でゴルフバッグを預かり、ゴルフカートに乗せてくれます。この時、ゴルフ場のスタッフは、予約名簿とキャディバッグのネームプレートを照らし合わせて確認しながら、積み間違いが起こらないように行っています。そこで、予約名とネームプレートの名前が違えば、どの人のゴルフバッグか分からず、カートへ積むことができません。
最悪の場合、スタート時間ギリギリにやってきたプレーヤーのゴルフバッグが無くて、慌てて探さなくてはならなくなり、スタート時間が遅れる可能性もあります。そうなれば、同伴者に迷惑がかかるだけではなく、後続のプレーヤーやゴルフ場に迷惑をかけてしまいます。このようなことが起こらないように、「予約名」と「ネームプレートの名前」を必ず一致させるようにしましょう。
このマナーさえ守っていれば、ネームプレートの素材や大きさに規定は特にありません。
ただし、ネームプレートには「漢字表記」と「ふりがな」を必ず入れるようにしましょう。ふりがなは、ひらがなでも、カタカナでも、ローマ字でも問題ありません。漢字表記だけや、ローマ字表記だけでは、読み間違えにより、積み間違えてしまう可能性があるので注意が必要です。
2.ゴルフ場でネームプレートが無いのは絶対ダメ!
ゴルフ場でネームプレートが無いのは、絶対にダメです。
セルフプレーを実施しているゴルフ場の場合は、ゴルフバッグを自分でカートに積むこともありますが、基本的には自分でカートに積むケースはほとんどありません。そのため、ゴルフ場のスタッフがひと目で誰のゴルフバッグかわかるように、ネームプレートを必ずつけなくてはならないのです。
ただし、セルフスタンドバッグにネームプレートをつける必要はありません。セルフスタンドバッグは、2打目以降に必要なクラブを何本か入れて持ち歩ける、軽量で小型のゴルフバッグです。スタンドバッグは、個人の持ち物として扱われるため、ゴルフ場のスタッフが触れることはなく、プレーヤー自身で持ち運びます。なので、ネームプレートをつける必要が無いのです。ですが、絶対つけてはダメという訳ではないので、無くすのが心配という方は、着けておくと安心でしょう。
3.キャディが目撃!ネームプレートNG事例
ゴルフ場でゴルフバッグを積み下ろしするキャディさんが、「こんなネームプレートはやめて!」というマナー違反がいくつかあるようです。実際にあったネームプレートNG事例をご紹介します。ネームプレート準備で失敗しないように、しっかり確認してください。
3-1.そもそもネームプレートがついてない
大前提として、ネームプレートがついていないのは問題外です。初心者ゴルファーの中には、ゴルフバッグを譲り受けたという方も多いでしょう。その場合に多いのが、ネームプレートのつけ忘れです。そもそも、初心者の方の多くは、ネームプレートをつけなくてはいけないというマナーを知らない人が大半です。しかし、初心者だけでプレーをするということはほとんどないと思うので、同伴の方はぜひ声掛けしてあげてください。
3-2.プレーヤーとキャディバッグの名前が違う
このケースも初心者ゴルファーに多いですが、ゴルフバッグ一式を借りてきて、プレーヤーとキャディバッグの名前が違う場合も多くあります。この場合は、ネームプレートを見ても、来場者名簿には載っておらず、カートに積むことができません。これによって、スタート時間になっても「ゴルフバッグがない!」と、探し回らなくてはいけないので、十分に注意してください。
3-3.じゃらじゃらと名無しのネームプレートがついている
ゴルフバッグの中には、名無しのネームプレートがじゃらじゃらとついている方も見かけます。プレゼントや記念などでもらって、せっかくだからつけておくということもあると思いますが、名前を探すのに一苦労です。名前を見落としてしまう原因にもなるので、不要なネームプレートは外すようにしましょう。
3-4.複数の名前のプレートがついている
たくさんの名無しネームプレートがついているだけならまだ良いですが、複数の名前がついたネームプレートも困ってしまいます。このケースは稀ですが、何人かでゴルフバッグを譲り受けて使っているようで、歴代の使用者のネームプレートをトロフィーのようにそのままつけているのだそう。このケースも、誰のゴルフバッグか見極めることができませんので、絶対にやめましょう。
4.ネームプレートはどこで買える?持込で刻印できる?
ゴルフのネームプレートは、路面店はもちろん、ネットショップで購入することができます。
【購入できる場所】
・ゴルフショップ、スポーツ用品店
・インターネット通販
・ハンドメイドマーケット
ひとつずつ詳しく紹介します。
4-1.ゴルフショップ、スポーツ用品店
路面店であれば、ゴルフショップや、スポーツ用品店で購入することが可能です。ゴルフショップであれば、ネームプレートの刻印サービスを提供している店舗も多く、500円~1,000円程度で刻印をしてもらうことができます。店舗によっては、即日刻印も可能なので急ぎでネームプレートが必要な場合は、事前に電話などで確認をすることがおすすめです。また、ゴルフショップによっては、持込んだネームプレートに刻印をお願いすることもできます。ネームプレートはあるけど、刻印だけしたいという場合は、お近くのゴルフショップに問合せしてみると良いでしょう。
4-2.インターネット
インターネットで「ゴルフ ネームプレート」と検索をすると、さまざまなネットショップでネームプレートを購入することができます。ネット通販であれば、刻印サービスが無料でついているショップも多いので、リーズナブルにネームプレートを手に入れることが可能です。ショップによっては、即日発送の対応をしてくれる場合もあるので、急ぎの方はネット通販で探してみるのもおすすめです。
4-3.ハンドメイドマーケット
「人と被りたくない」「オリジナルでおしゃれなネームプレートが欲しい」という方は、minneなどのハンドメイドマーケットもおすすめです。ハンドメイド作家さんがオリジナルで作られているネームプレートが多数あるので、好みのネームプレートを探すことができます。ただし、ハンドメイドのため、納期に時間がかかるケースも多いので、時間に余裕をもって注文するようにしましょう。
5.「明日ネームプレートが必要!」そんな時の対処法
ネームプレートが必要なことは分かったけど、「明日ネームプレートが必要!」そんな時の対処法について紹介します。
簡単にできる方法なので、慌てず準備を進めてください。
5-1.コースにある紙のネームタグ
ネームプレートがどうしても準備できなかったという場合でも、大丈夫です。必ずゴルフ場には、紙のネームタグが用意されています。ゴルフ場に到着したら、フロントでネームタグをもらえるようにお願いしましょう。ゴルフ場によっては、ゴルフバッグを預かったスタッフがネームプレートが無いことに気づいて、声をかけてくれることもあります。ただし、紙のネームタグはその日限りにするようにしましょう。紙のネームタグは耐久性が悪く、紛失する恐れがあります。
次のラウンドに間に合うように、ネームプレートを準備しましょう。
5-2.ネームプレートにテプラや手書きなどで記載
キャディバッグを購入すると、必ずネームプレートがついています。そこにテプラで名前シールを作り貼り付けたり、油性マーカーで手書きする方法もおすすめです。その時は、「漢字表記」「ふりがな」の両方を必ず記載するように注意してください。
6. まとめ
ゴルフバッグにつけるネームプレートには、マナーがあります。それは、「予約名」と「ネームプレート名」が一致していることです。予約名とネームプレートが一致していないと、誰のゴルフバッグか分からず、カートに積むことができません。それにより、スタートが遅れてしまい同伴者だけでなく、ゴルフ場や後続のプレーヤーに迷惑をかけてしまう可能性があります。
また、ネームプレートには、「漢字表記」と「ふりがな」を記載するようにしましょう。漢字表記だけ、ローマ字表記だけ、などでは見間違いや見落としの原因となるので注意して準備してください。
万が一、「明日ネームプレートが必要!」という場合でも、ゴルフ場では紙のネームプレートが準備されているので焦らなくても大丈夫です。次のラウンドまでに間に合うように、ネームプレートの準備を進めていきましょう。