昨年家族でゴルフデビューを果たした筆者ですが、ジュニアとラウンドする際に気になることは、やはり’’スロープレー’’。ラウンドデビューの時には、いくつかのホールを途中で切り上げることがありました。練習場では必要のなかったティーを刺すことから始まり、ルールやマナーを教えながらのプレー、さらに多いミスショットによりどうしても回るのに時間がかかってしまいます。回数を重ねるごとに課題と解決策が見えてきたので、ここではジュニアとのラウンド時にファストプレーにつながる4つのコツをお伝えします
【1】“置くだけティー”でパッとインプレー可能に!
実際にコースに出てみると、子どもたちがなかなかうまくティーを刺せず、ティーイングエリアで時間がかかってしまいました。クラブを置いてしゃがんで刺してみるものの、斜めになってしまったり。せっかくアドレスしたのに、今度は高さが気になり出してソワソワしてしまう。何ホールかは親が代わりに刺していました。
なんとかティーイングエリアでの時間短縮ができないかと、ゴルフショップで見つけたもの。それは、置くだけで使える簡単なティー。
これなら、毎回高さも一定、地面への刺さりやすさを考える必要もありません。置くだけティーを実際に使ってみたら、ティーイングエリアでの時間がグンと減りました! そしてサイズも大きいので、打った後に見つけやすいのもポイントです。
【2】“スコアカウンター”を活用して「何打だっけ?」のもたつき回避
ゴルフを始めたばかりのジュニアにとって、数を数えるのは至難の技。
「自分で打った数を数えるんだよ」と言ったものの、グリーンに乗せるまで、どのクラブを何回使ったのか、さらにパターは何回打ったのかが分からなくなり、「スコアいくつ?」「多分・・・8!、あ、9かな!?」みたいなやりとりが続いたデビュー戦でした。子どもたちの全ての打数を見ることはできません。ラウンド2回目の時は、カウンターを購入し、グローブにつけさせました。
「クラブを使うごとに押してね!」と伝えて、時々押すこと自体を忘れていましたが、何度か使っているうちに数の感覚も入ってきたようで、カウンターに頼らなくてもわかるようになってきました。ジュニアだけではなく、ゴルフ初心者もカウンターはおすすめです
【3】“セルフスタンドバッグ”を持ち歩けば、カートへの行き来不要
飛距離と番手の感覚がないうちは、クラブを何本も抱えてボールの所に行くことに。
ジュニアにとっては重いクラブをたくさん持ちながらカートまで行ったり、次のショットまで行くのは結構な負担になります。そして手元にある、見当違いな番手で打つようになり、プレーもだんだん雑になってきます。そうすると子供は集中力が低下していき、ショットだけでなく、グリーン周りやグリーン上でのプレーにも影響が出てしまいます。
そこで考えたのがセルフスタンドバッグの活用。クラブを取りにカートを戻る必要がなくなり、ファストプレーに繋がりました。
予備にボールを数個入れておけるのも便利です。ただ、スタンドバッグをグリーン上に置かないことや、カート上での取り扱いマナーなどジュニアも保護者も頭に入れておくことが必要です。
【4】“三次元測定”モード付きの距離計があれば、クラブが選択がスムーズに!
プレー中、子供達に聞かれたことNo.1は、「ピンまでは何ヤード?」です。
ジュニアが小さいうちは、自分で距離を測ることに慣れるまで時間がかかります。そんな時に、わざわざ子どものボールのところまで行かなくても、三次元測定のある距離計は親にとっては手間が省けます。さらにカートから距離が測れるので、クラブ選択を間違える回数も減りました!
練習場と違って実際のラウンドだと、始めたばかりのジュニアにとっては、覚えなくてはいけないことも、やるべきこともたくさんあって余裕がなくなってきます。スロープレーが気になりだすと、大人も自分のプレーには集中できなくなってしまいますよね。
私たちはこれらの4つのコツに加え、前組がいる場合は、飛距離が出ない子ども達に先に打たせたりなどもしています。ジュニアとのゴルフは、毎回課題がたくさん出てきますが、気づきがあるのも嬉しいです。ぜひファミリーゴルフを楽しんでくださいね。
取材・文:宮本絢子/J-WAVEのラジオパーソナリティーを中心に、トークショーやイベントの司会、ナレーションやCMを中心に幅広く活躍中。ベストスコアは104で、現在は家族でゴルフを楽しむエンジョイゴルファー。生き方上手になるヒントが満載「Be YOU!」ポッドキャスト好評配信中!