広がるママゴルファーの輪! ママになってもゴルフをしたい…「託児付きゴルフ」って実際どうなの?

パパは「明日ゴルフ行ってくる」だけで済むのに、なぜかママは何週間も前から根回しが必要。子どもの預け先の確保から始まり、当日はご飯や着替えの準備、一日ソワソワしながら過ごして、終われば速攻で帰る…。一日がかりのゴルフは、とにかくハードルが高い。結局、楽しさより罪悪感や大変さが勝って、「やっぱりゴルフは子どもが大きくなるまで我慢しよう…」と、ゴルフから離れてしまうというのが、これまで多くのママたちの宿命だったわけです。

今回は、日々ワンオペ育児に奮闘しながらも、大好きなゴルフを楽しむために“ママゴルファー”のための活動や企画を続けているゴルファー・Regina読者モデルのナツミ(@_natsu.golf_)さんをインタビュー。実際に開催された、ママゴルファーだけの託児付きラウンドレポートや、ナツミさんの思いをご紹介します。

イベントの様子。皆楽しそうです

◆ママだってゴルフしたい! 情報交換からスタートしたママゴルファーの輪

現在、5歳のお子さまを育てながら、自らママゴルファーのために積極的に活動しているナツミさん。妊娠・出産をきっかけにゴルフからいったん離れてしまうママが多い中、ナツミさんが、ゴルフ復帰したいなと思ったのは、お子さまが1歳になったころだというのだから、そのゴルフ愛は本物です。

時間に余裕があるのかなと思えば、ナツミさん自身も仕事をしていて、実家も遠い。パパは週末にしかいないワンオペ育児中というのだから驚きです。そんな忙しい毎日で、どうやってゴルフ復帰を果たしたのでしょうか。

「最初は、SNSで同志を検索して、ママゴルファーのランチ会を企画してみました。なんで、ママだけこんなに大変なんだ? とモヤモヤして」

ランチ会では、ゴルフという共通の趣味を持つママたちとの出会いが待っていました。それぞれの子どもの年齢は幅広く、近い年齢のママたちとは同じ育児の悩みを共感し、逆に先輩ママからは情報をもらえ、とても有意義な時間を過ごせたそう。

そこで教えてもらった、託児ルーム付きの打ちっぱなし練習場にみんなで行ったり、室内シミュレーションゴルフを2打席借りてスナッグゴルフを楽しんだりと、少しずつ自分で企画もするように。ついに室内を飛び出して、ママゴルファー同士の“託児付きラウンド”を企画するに至ったそうです。

「ママゴルファーの友人と一緒に練習場に行けば、子どもを交代で見ることができるので、パパがいなくても練習できるし、そして友だちと行くから楽しい! WinWinの関係だなって思いました」

◆ついに“託児付きラウンド”開催! 実際はどうなの?参加者のリアルレポート

そんなナツミさんが、ママゴル(https://mamagolf.jp/)と一緒に開催した、託児ラウンドをご紹介。託児でラウンドって「高そう」「子どもは何しているの?」「不安はない?」など、興味があっても未経験という人も多いのではないでしょうか。今回は、実際に託児付きラウンドに参加したママゴルファーたちのリアルな感想をお届けします。


ママゴルとは?/ゴルフ場内での託児を実現し、ママ・パパゴルファーがゆっくり安心してプレーできる環境を提供。生後0歳3か月以上から利用でき、現役保育士や託児所経験豊富なシッターが見てくれるので安心。ママゴルがゴルフ場内に託児スペースを常に用意している「常設型」ゴルフ場だけでなく、希望するゴルフ場に出張も可能(※託児が可能かはママゴルが確認)。朝から帰宅までの長時間の預かりに比べ、ゴルフ場内託児は、預かり時間もプレー中のみに抑えられ、ランチ時の授乳も可能と、赤ちゃんママにも大好評。


ナツミさん。託児室の前で笑顔

4月某日、茨城県の「ワンウェイゴルフクラブ」で行われた「託児ラウンド企画」。SNSやママ友のグループLINEで声をかけ、そこから参加したのは、6名のママゴルファー。そのうち4名が託児を利用したとのこと。年齢も最年少は生後4か月の赤ちゃんから、5歳までさまざま。利用するママは、「初めての場所や人で子どもが大丈夫かな」と、最初は心配していたそうですが、当日は保育士さん2名が手厚く見てくれ、さらに写真を託児ルームからアップしてくれるので、ラウンド中も安心なんです。

「託児中の写真や詳細なレポートも送ってもらえるので、安心してゴルフに集中できました! 保育士さんは皆さん優しくて笑顔が素敵な方でした。息子は生後4ヶ月でしたが、低月齢の子でも安心して預けられると感じました!」

「産後のゴルフ復帰戦と初めての託児利用で不安いっぱいでしたが、無事預けられ、息子と再会した時は涙がでました。同じ境遇のママと楽しく復帰ゴルフできて良かったです」

最初は泣いてしまったお子さんもいたそうですが、経験豊富な優しい保育スタッフの方により、すぐに笑顔に。ママたちも、託児があることで、時間を気にしてラウンドしたり帰宅したりしなくて済み、保育士さんからの写真やレポートは、とても安心できたとか。

ナツミさんにとっては、みんなの「ありがとう」と「楽しかった!」が最大のモチベーションになっているそう。今回は年齢が小さなお子さんがメインでしたが、少し大きなお子さんが増えたら、一緒にラウンドも楽しめそうですね。そんな親子ラウンド企画も、今後開催予定だそうです。

「ママが笑顔でいれば、子どもは絶対ハッピーになれるんです。ママゴルファーの輪が広がったことで、子育てもゴルフも何倍も楽しくなりました。笑顔が増えるように、これからもたくさん企画していきたいと思います!」(ナツミさん)

取材・文/REMiQUEST

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