既婚男性から、2サムでゴルフに誘われると、応じていいものか戸惑ってしまいますよね。
相手に下心がないにしても、既婚者との2サムでは「あらぬ誤解」を受けそうで、ゴルフには行きたいけれど、気安くOKするわけにはいかないと考えるのが一般的でしょう。
元議員でありメンタル心理カウンセラーの並木まきが、既婚男性が独身女性を平気で2サムに誘う理由を実例とともに紹介します。
◆「ゴルフ」に誘うのは食事よりも健全という考え方?
独身女性を2サムゴルフに誘ったことのある既婚男性たちにヒアリングをしてみると、ゴルフに誘うのは、食事に誘うよりも健全なイメージがあるから声をかけやすいという意見が多く聞かれました。
「朝から出かけて夕方には終わるから、やましい雰囲気がない」(38歳男性/経営者)や「食事だといかにも口説く感じだけど、ゴルフなら共通の趣味友達って感じになる」(42歳男性/マスコミ)などの意見も出て、食事(特に夕食)に声をかけるよりも、ゴルフはスポーツだから健全!といったイメージを抱く人もいるようです。
けれど、その先に「不倫」の思惑がゼロかと聞かれれば、それはまた別の話になっている実態も……!?
◆ゴルフ好きな既婚男性から不倫に誘われて大迷惑!
でも、やっぱり既婚男性とふたりきりのシチュエーションは、不倫と隣り合わせ。実際に既婚男性と2サムゴルフに行き、嫌な思いをした女性のエピソードを紹介します。
「仕事の関係で知り合った10歳年上の既婚男性と、ゴルフが共通の趣味ということで意気投合。年齢が離れているので、私のことは妹みたいな感じで可愛がってくれているのかな?って勝手に解釈していたのですが……。
2サムに3回ほど行った日の帰り道に『君のことが好きだから、付き合わないか』と口説かれて、ゲンナリしました(泣)。
付き合わないか、って言うけど相手は既婚者。下心ゼロで純粋にゴルフ仲間として見てくれているって思っていただけに、不倫相手の対象として見られていたことが、とてもショックでした」(36歳女性/フリーランス)
「平日が休日で、一緒にゴルフに行ける友だちが少なかったこともあり、飲み会で知り合った同世代の既婚男性と親しくなって、2サムにも行くようになりました。
異性って感じがしなくて話しやすい人だったのと、相手も家庭の愚痴をプレー中に話してくることもあって、私は“いい友だち”だと思っていたのですが、相手は下心があったみたいです。
一緒にゴルフに行くようになって2ヶ月ほど経ったときに『妻とうまくいっていない。たぶん離婚することになるから、僕と付き合わない?』って言われて、ガッカリでした。
本気で告白をするなら離婚してからにしてほしいし、いかにも不倫をする男性の口説き方だな〜って思って、その男性にはかなり幻滅しましたね。
それ以来、一緒にゴルフに行くこともなくなり、結果的には疎遠になりましたけど、せっかくゴルフ友だちができたと思っていたから、すごく残念でした」(33歳女性/不動産関係)
このように「友人だと思っていたのに」や「恋愛感情は抜きだと思っていたのに」といった対象の相手から、いきなり不倫に誘われるパターンもある模様。
「既婚者だけど、あの人に限って変なことは起きないはず」と女性側が安心をしていても、男性側は下心から2サムに誘っているケースは、女性が思っている以上に多いかもしれません。
◆既婚者との2サムはできるだけ避けて!
結局のところ、既婚男性との2サムゴルフを避けるのが、不倫を寄せ付けない1番の方法であるのは間違いないでしょう。
最初は「彼はいい人」、「愛妻家だから大丈夫なはず」、「彼の妻のことも知っているから平気」と女性側は信頼をしても、ふたりで過ごす時間が増えるにつれて関係性が変わってくるのは、男女間では珍しくない展開です。
おかしな男女関係を避けるなら、最初からガードは緩めないことが、一番の自己防衛策です……!
◆並木まき プロフィール
元市議会議員・時短美容家(一般社団法人 時短美容協会・代表理事)。20代から見聞きしてきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様への分析を活かし、美容や恋愛に関するコラムを中心に、さまざまな媒体に寄稿。ゴルフ歴15年のエンジョイゴルファー。