レディスモデルでボールが吹け上がるなど、パワーのあるアスリート女子は「メンズタイプ」に挑戦しましょう。ロフト多め、シャフト軟らかめのスペックを選ぶことが大切です。
【簡単診断】あなたに合うのはどのタイプ? ドライバー誌上フィッティング
◆使いこなせれば大幅な飛距離アップも可能!
スイングが上達し、しっかり振れるようになると、既存のレディスクラブでは軽く、軟らかく感じるようになります。そうなると「メンズタイプ」への挑戦が視野に入ってきます。
「メンズのヘッドは、レディスよりも重く設計されています。そのため、しっかり振り切れさえすれば、圧倒的な飛距離アップが可能です。ただし、短くても45・25インチとレディスに比べてかなり長く、硬くなりますので、振り切るには相応のパワーが必要です。可能ならショップや工房でシャフトを短くカットすると一気に振りやすくなりますので、ぜひ試してみてください」(吉田)
◆軽め◆レディスに近い軽さですが、シャフトが長い傾向にあります。グリップを短く握りましょう
◆257グラム◆マジェスティ ゴルフ マジェスティプレステジオ 13
長尺&軽量仕様のメンズでスピードを上げやすい
46インチと長尺ですが、振り心地とタイミングの取りやすさにこだわった純正シャフトが装着され、気持ちよく振り切れます。重さも、レディスの軽量モデル並みの257グラムで、ヘッドスピードが上げやすくなっています。
275,000円(マジェスティ ゴルフ)
◆272グラム◆キャロウェイ パラダイム Ai スモークMAX FAST
レディスから移行しやすい軽量モデル
272グラムと軽量で、ロフト12度のヘッドも用意されるなど、レディスモデルから移行しやすいモデルです。「Aiスマートフェース」によるミスヒットへの強さもあり、方向性にこだわる女性ゴルファーにおすすめです。
96,800円(キャロウェイゴルフ)
◆272グラム◆ピン G430 MAX 10K HL
ブレない10Kの軽量タイプは高弾道で真っすぐ
話題の“10K”、つまり上下左右慣性モーメントが1万を超えるピンの軽量ヘッドに超軽量シャフトを装着したモデルです。弾道のブレを抑えつつ、スピン量も少なくなるので、パワーのある人ほど叩いて飛ばせます。
104,500円 (ピンゴルフジャパン)
◆281グラム◆ ダンロップ XXIO13
ほどよい重さでヘッドが激走り
芯を広げる「バイフレックスフェース」と空力で芯に当てる「アクティブウイング」を搭載した国民的人気ドライバー。つかまりやボールの上がりやすさがあり、女性ゴルファーにもおすすめです。
92,400円(ダンロップスポーツマーケティング)
◆284グラム◆ブリヂストンスポーツ B3 MAX
喰いつくフェースで弾道が安定する
ヘッドの大部分を軽量なカーボンで成型した「カーボンモノコックボディ」によって、まっすぐブレずに飛ばす性能が進化。精密なミーリングが施された喰いつくフェースの効果で、スピンを抑制し、ボールの直進性が高まってキャリーが出ます。
99,000円(ブリヂストンスポーツ)
◆289グラム◆グローブライド オノフAKA
R2フレックスが短尺で振りやすい
オートマチックな性能にこだわったメンズドライバー。最新モデルはヘッド後方にスライドウェイトを搭載し、直進性がアップしています。R2フレックスを選ぶと44.5インチと短い仕様になります。
85,800円〜(グローブライド)
◆重め◆300グラム以上は男性でも手こずる重さですが、使いこなせば強いボールで飛ばせます。
◆301グラム◆ダンロップ XXIOエックス
精悍な黒ヘッドのアスリート仕様XXIO
「アクティブウィング」など、芯に当たるテクノロジーは『XXIO13』と共通ですが、重さが300グラムを超えるなど、アスリート仕様になっています。レディスモデルでスピンが増えて、球が吹け上がってしまう人に最適。
92,400円(ダンロップスポーツマーケティング)
◆304グラム◆テーラーメイドゴルフ Qi10 MAX
10Kヘッド+カーボンフェースで圧倒的な安定性
弾道のブレを極限まで減らす“10Kヘッド”とエネルギー効率に優れた「カーボンフェース」の組み合わせで、安定して真っすぐ飛ばせるドライバーです。ただし、メンズでも重い部類に入り、振りこなすには女子プロ並みのパワーが必要です。
95,700円(テーラーメイド ゴルフ)
監修・吉田 智
よしだ・さとし/「PREMIUM Golf Studio(代官山)」で日々ゴルファーのギア選びをサポートするカリスマフィッター。卓越したギア知識と的確な分析力はプロからの信頼も厚い。女性ゴルファーのフィッティング経験も豊富。
※本特集内では、メーカー公式HPに記載されている純正シャフトが装着された場合の数値を参照しています。メーカー公表値のないスペックについては編集部調べとなります。
エディター/田辺直喜 2024年Regina春号より転載