飛んで曲がらないドライバーショットは“シャフト素振り”で作りましょう!【イ・ボミプロ ゴルフレッスン】

イ・ボミプロによれば、練習前に必ず行っているドリルがあると言います。それはクラブヘッドが付いていないシャフトのみで素振りをすること。なんと20回ほど全力で振るそうです。シャフトを持っていない人は、ドライバーを反対にして振っても同じ効果アリです。飛んで曲がらないドライバーショットを身につけたい人はぜひ試してみましょう。

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◆逆さにしたクラブで連続素振り20回

男性ゴルファーと比べて、女性ゴルファーは圧倒的に腕の力が足りません。ドライバーの飛距離に差がついてしまう理由の一つです。それをカバーするには、スイングスピードを上げること、クラブを振る動作を体に覚え込ませることが大切です。

ドリルとしてお勧めなのが、シャフトでの素振りです。シャフトがなければ、ドライバーを反対にした状態での素振りでも構いません。練習場などでボールを打つ前に20回ほど連続で素振りをしましょう。

腕の力がなくてもクラブの重さをあまり感じないので、素早く振ることだけを考えて素振りをしましょう。ブンブンと振っていくうちに、スイングスピードが徐々に速くなっていることを感じるはずです。

アベレージゴルファーだと、ボールに対してクラブヘッドを合わせにいきがちですが、素振りならそれもありません。まずは自分がクラブを素早く振れる感覚を知り、身につけましょう。その後で、素振りと同じ感覚でクラブを振れば、自然とヘッドスピードは上がっていますし、ボールに対してヘッドを合わせにいく動きも抑えられます。

ドライバーを逆さに持ち、上体の前傾角度をキープしたまま思い切り振る素振りを20回連続で行いましょう

◆体全体を使って振る

シャフト素振りでの注意点は、スイング中に上体の前傾角度をキープすることです。というのも、軽いものを振ると、どうしても体が起き上がってしまいやすいからです。

また、体重移動も行いましょう。バックスイングでは右足に、ダウンスイングからインパクト、フォローにかけては左足に体重を乗せていきます。フィニッシュでは、自分が目標を向くように体を回転させます。

手だけでシャフトを振るのではなく、体全体を使って素振りを行うこと。その上で素早くクラブを振るのが正解です。

上体が起き上がらないようにしましょう

上体が起き上がるのはNGです

撮影/高橋淳司 取材・文/山西英希

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