会社員必見! 接待ゴルフでやってはいけないこととは?

上司や取引先との接待ゴルフに誘われてしまうと、失敗してしまうのではと不安になってしまうものです。 せっかくの機会を無駄にしないためにも、適切なマナーと立ち振る舞いが重要です。この記事では、接待ゴルフでやってはいけないこと、そして好印象を与えるための具体的な方法を、分かりやすく解説します。

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◆接待ゴルフでNGな「ヨイショとビジネス」

接待ゴルフは、ビジネス関係者との交流を深める絶好の機会です。しかし、ゴルフを楽しむことと、ビジネス関係を構築することを両立させるには、特有のマナーが必要です。 自分のスコアに固執しすぎたり、周囲への配慮を欠いたりすると、本来の目的である「相手との良好な関係構築」を阻害しかねません。リラックスした雰囲気を保ちつつ、相手への気配りを忘れずにプレーすることが重要です。

一方、接待だからといって「あからさまなヨイショ」は禁物です。相手の良いプレーを褒めることは大切ですが、過剰な褒め言葉や不自然なお世辞は、かえって相手を不快にさせる可能性があります。自然体で、具体的に状況を踏まえた褒め言葉を心がけましょう。「素晴らしいショットですね!」といったシンプルな言葉に加え、「この難しい状況で、よく打たれましたね!」など、状況に合わせた具体的な褒め言葉は、あなたの本心を伝え、より好印象を与えます。

また、ラウンド中や休憩中にビジネスの話に終始するのも避けましょう。ゴルフはリラックスできる時間です。ビジネスの話は、プレー終了後に、軽食や休憩時間などを利用して、「今日は楽しい時間をありがとうございました。後日、改めて仕事の件でご相談させていただければと思います」程度に軽く触れるにとどめましょう。ビジネスの話は後日改めて行い、ゴルフ中は気さくな会話を楽しむことで、長期的な信頼関係を築きやすくなります。

◆接待ゴルフは気配り上手が成功の秘訣

接待ゴルフを成功させるためには、事前の準備が不可欠です。相手のゴルフの腕前、プレースタイル、好みなどをリサーチし、コース選びから配慮しましょう。初心者には易しいコースを、上級者には適度な難易度のあるコースを選ぶなど、相手に合わせて準備することで、よりスムーズなコミュニケーションが期待できます。相手の趣味や興味についてもリサーチしておけば、ゴルフ中の会話も弾みます。

移動手段、スタート時間、食事の手配など、細部まで計画を立てておくことも重要です。集合時間や場所の確認、ゴルフ場までのアクセス、休憩中の軽食や飲み物など、すべてがスムーズに進むよう事前に準備することで、当日はプレーに集中できます。さらに、季節に合わせた気配りも効果的です。夏は冷えたおしぼり、冬はカイロや温かい飲み物を用意するなど、細やかな配慮は好印象を与えます。

ラウンド中もさりげない気配りが大切です。相手のボールを探すのを手伝ったり、ティやマーカーを予備で用意しておいたり、冷たい飲み物や軽食をさりげなく提供するなど、相手が快適にプレーできるよう配慮しましょう。カートの運転や荷物の持ち運びも積極的に手伝いましょう。次のホールへのスムーズな移動をサポートしたり、必要なクラブを準備したりするなど、具体的な行動で気配りを示すことが重要です。雨の日にはクラブカバーをかけるなど、天候に合わせた配慮も忘れずに。

◆令和の接待ゴルフは「楽しむ」スタイル

令和の時代の接待ゴルフは、以前のようなスコア調整や過剰なヨイショは減り、「自然体で楽しむ」スタイルが主流となっています。スコアよりも会話や雰囲気を重視する傾向にあります。

しかし、カジュアルな雰囲気になったとはいえ、年配者や上司とのラウンドでは、基本的なゴルフマナーは不可欠です。ファストプレーを心がけ、相手が打つ際には静かに待機し、グリーン上では相手のラインを踏まないなど、基本的なマナーを徹底することで、「信頼できる人物」という印象を与え、ビジネス上の評価向上にも繋がります。

接待ゴルフは、相手との信頼関係を構築する絶好の機会です。今回ご紹介したポイントを参考に、次の接待ゴルフを成功させましょう。

取材・文/夢書房

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