ゴルフをしているときには、プレーに夢中になるほど、美容がおろそかになりがちに……!?特に冬場は、夏に比べて汗や紫外線が気になりにくいので、うっかりお手入れへの意識が薄れがちなのも傾向です。新しく年が明けたばかりの今だからこそ、改めて押さえておきたい「冬場のゴルフプレー中に忘れがちな美容の盲点」を、時短美容家の並木まきが3つのポイントに絞ってお話します。
◆忘れがちなポイント1:唇の保湿とUVケア
唇は肌に比べてデリケートで、紫外線ダメージを受けやすいパーツ。ですが、プレーに夢中になりすぎると、日焼け止め効果のあるリップクリームを塗るのも忘れがちです。特に冬から春は「まだ夏じゃないから大丈夫」とUV対策がおろそかになりやすい傾向もあって、唇が無防備な状態になってしまうのも比較的“あるある”でしょう。
またカートバッグにリップクリームを入れ忘れてしまって、コースに出ているあいだずっとケアができない!なんていうことになれば、保湿不足によって唇がカサカサ……!も珍しくない展開のひとつです。“うるつやリップ”をキープするならば、プレー中も唇が乾く前の保湿が鉄則。その上で、UV対策も抜かりなく実践しましょう。保湿機能ももちろん重視しながら、SPF15以上のUVカット効果のあるリップクリームを忍ばせておくと安心です。
◆忘れがちなポイント2:汗による肌荒れ対策
冬場はあまり汗をかかないから……と、夏に比べて対策がおろそかになりがちなのが汗対策。けれど、冬でも日差しが強い日ほど、少し動いただけで汗ばむ場面も珍しくありません。気をつけたいのは顔のなかでも特に汗をかきやすいパーツで、汗をかくことで毛穴が詰まりやすくなって、ニキビや肌荒れの原因にもなりえます。ラウンド中は少しでも汗をかいたら、こまめに顔をタオルで優しく拭き取るのがベター。肌あたりの良いタオルをカートバッグに忍ばせておくといいでしょう。
また、冬場のゴルフではさほど汗をかいていないことを理由に、入浴時にメイクを落とさない人も少なくありませんが、これも肌荒れを招きかねないデンジャラスポイント。ラウンドを終えたあとにはしっかり洗顔をして、毛穴に詰まっている汚れなどをしっかり落とすのもお忘れなく……!
◆忘れがちなポイント3:髪と頭皮の紫外線対策
冬場の紫外線量は、夏ほど強くないにしても、それなりの量が降り注いでいるもの。ゴルフシーンでは帽子やサンバイザーで頭部は守られていると思いがちですが、実は紫外線は隙間から入り込み、頭皮や髪にもダメージを与えます。ゴルフに行ってから髪の調子がイマイチ……といった心当たりがあるときには、ラウンドで浴びた紫外線が影響している可能性もゼロではありません。簡単に対策をするなら、専用アイテムがやっぱり便利。冬場でもUVカットスプレーを髪と頭皮に使うと、時間をかけずに対策できます。
余談ですが、帽子を被るコーディネートでは、できるだけ通気性の良いものを選ぶほうが髪や頭皮は蒸れにくくなります。寒い日には防寒を優先して通気性の悪い帽子をかぶりたくなりやすいのですが、髪や頭皮を健やかに保つなら、プレー中にも蒸れない素材を選ぶのが正解です。
◆ゴルフシーンは冬でも美容には過酷な環境
ゴルフシーンでは紫外線や乾燥、汗など、肌や髪にとって過酷な環境にさらされやすい面も否めません。冬場でも太陽を遮るものがなくさんさんと浴びる環境であることには変わりないので、美容面の対策はしっかりと行うほうが安心です。夏場はしっかりと対策をしていても、冬場はついおろそかになってしまう場合も多くなりますから、この機会にぜひ忘れがちな美容ケアの見直しを。万全の準備とアフターケアを心がけて、今年もたくさんゴルフを楽しんでいきましょう!
◆並木まき プロフィール
元市議会議員・時短美容家(一般社団法人 時短美容協会・代表理事)。20代から見聞きしてきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様への分析を活かし、美容や恋愛に関するコラムを中心に、さまざまな媒体に寄稿。ゴルフ歴15年のエンジョイゴルファー。