「夏ではないから、メイクは崩れないはず!」と臨んだゴルフで、気がついたらメイクが崩れてしまっていた……なんていう経験はありませんか?実は、思っている以上に冬ゴルフには「メイク崩れを招く落とし穴」がたくさん……!時短美容家の並木まきが、冬のゴルフシーンでメイク崩れを引き起こす落とし穴を3つの視点からお話します。
1:乾燥による皮脂の分泌
冬は空気が乾燥しているので、どうしても肌の水分が奪われやすくなります。ゴルフ場では風にさらされる場面も多いことから、それだけ肌は乾きがちに……!すると肌が乾燥を補おうとして皮脂を過剰に分泌することがあり、この皮脂がプレー中にじわじわとメイクと混ざることで、崩れる原因にもなります。Tゾーンや小鼻周りなどの皮脂を分泌しやすいパーツほどメイク崩れも起きやすくなりますが、必ずしもこれらの部分だけではなく頬や“おでこ”など顔全体のどこでも起こりえます。
<<対策は?>>
ゴルフ中も乾燥は美肌の大敵!カートバッグにミスト状の化粧水や美容液を忍ばせておくと、プレーの合間にシュッと吹きかけるだけでも保湿ケアが叶います。簡単・時短で保湿ができるミストアイテムは、冬のゴルフシーンでも大活躍です◎。
2:クラブハウス内との気温差
冬は屋外が寒くて室内が暖かい環境が多く、室内外の気温差が大きくなりがち。ゴルフ場では、クラブハウス内だけは暑いくらいにポカポカ!というケースも少なくありません。急激な温度変化があると、お肌が蒸れたり汗をかいたりしやすく、その影響としてメイクがよれてしまうことも……。
また、基本的には寒い日であっても時おり強い日差しがさしてきて、その瞬間だけ身体がポーッと暑くなるなんていう場面も、冬場のゴルフではありがちなシーンです。
<<対策は?>>
少しでもヨレを感じたら、すぐにメイク直しができればベスト。クラブハウスで昼食をとったあとには、蒸れた箇所や汗をかいた部分を拭き取ってから、お直しをすると安心です。ヨレを拭き取らずに上からファンデーションやパウダーを重ねると、さらに崩れやすくなってしまうので、シートタイプのクレンジングをロッカーに入れておくと便利です◎。プレー中にも、汗をかいたように感じたらやわらかいタオルなどで、そっとお肌を拭っておくと安心でしょう。
3:水分不足
夏場のゴルフでは熱中症対策で水分をたっぷり摂っていたとしても、冬になると喉の渇きを感じにくくなることから、プレー中の水分補給が足りていない!なんていうことも起こりがちに。寒さで水分摂取が減ると、血行が悪くなるだけでなく肌のターンオーバーが乱れやすくなります。ターンオーバーの乱れは、キメが荒くなる要因にも。こうなると、メイクが肌にフィットせず崩れやすくなってしまうのです。
<<対策は?>>
冬場のラウンドでも、水分対策はしっかりと!冷たいお水を飲むと身体が冷えやすいので、水筒に白湯を入れてカートにセットしておくのも◎。ゴルフ中はトイレが近くなるのを気にして、つい水分補給を控えたくなる場合もありますが、肌のためを考えるならば“しっかりと・こまめに”摂ったほうが安心です。
◆冬のゴルフはメイク崩れの落とし穴が意外とある
冬場のゴルフは「メイクが崩れにくい」は思い込みかも。実際には、あちらこちらに“メイク崩れを招く落とし穴”が潜んでいます。今回ピックアップした3つの原因のほかにも冬場にありがちな外的要因として、厚手のタートルネックなどのウエアや帽子がプレー中に肌に擦れてメイク崩れを引き起こすこともありますし、スポーツシーン用の皮脂吸着系のコスメは、冬場に使うと逆に肌の乾燥が進みやすくなって、これもメイク崩れを引き起こす要因になりかねません。保湿を心がけながら温度差への対策をしたうえで、プレー中も美肌をキープしていきましょう。
◆並木まき プロフィール
元市議会議員・時短美容家(一般社団法人 時短美容協会・代表理事)。20代から見聞きしてきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様への分析を活かし、美容や恋愛に関するコラムを中心に、さまざまな媒体に寄稿。ゴルフ歴15年のエンジョイゴルファー。