2020シーズンに備えよ!ゴルフBODYトレーニング決定版【5】基礎体幹を鍛える下半身編

「もっと飛距離がほしい!」「18ホール終わっても疲れない体がほしい!」という女性ゴルファーの声にお応えし、本当に必要なエクササイズだけを厳選。

ラウンド頻度が減る冬の間にコツコツと筋肉貯金に励むべし。一見、シンプルで簡単そうに見えますが、地味にジワジワ効いてくるので、あなどるなかれ!

5回目はプラス10ヤードの飛距離を伸ばすための下半身編です。

◆下半身には飛距離を伸ばすためのエンジンとアクセルがあります!(菅原 賢さん)

菅原 賢さん
JGTOの帯同トレーナーとして、多くのプロを担当。2007年には、日本初のゴルフ専門の会員制フィットネスクラブをオープン。「生涯ゴルフができる体づくり」をコンセプトに、ゴルファーをサポートしている

◆セルフエクササイズの王道、スクワットをマスターせよ!

「飛距離を伸ばすために特に重要なのはふたつ。エンジンとしての役目をはたす大臀筋と、アクセルの役目をはたすハムストリングです。ジムでいろんなマシンを使いながら、細かい部分も含めて鍛えるのもいいですが、実はスクワットさえ覚えておけば、自宅で道具要らずで鍛えることが可能です。ただし、大事なのは正しいやり方で行うこと。上半身は背筋をピンと伸ばし、お腹をギュッと締めておくこと。下半身の動きはガイド線を参考に、最初はできるところまででいいので、トライしてみてください」

→トレーニング前には基本のウォーミングアップをしよう!

【1】下半身を鍛える基本の「スクワット」

両足を腰幅くらいに開いて立ち、
両手を胸の前でクロスさせる
お尻を後ろへ突き出すように
股関節から折り曲げていく
ひざの位置が足先よりも
前に出ないよう意識を

★スクワットは「腰が痛くてできない…」という人は寝た状態でヒップリフト

床に仰向けに寝た状態で
両ひざを立てる
両手で体を支えながら、
お尻を上へと引き上げる

【2】前後の動きを加えた応用「スクワット」①

両足を腰幅くらいに 開いて立ち、
両手を胸の前でクロスさせる
左足を大きく前へと踏み出し、 また最初のポジションに戻る
右足も同様に。 これを左右交互に繰り返す

【3】左右の動きを加えた応用「スクワット」②

両足を腰幅くらいに開いて立ち、
両手を胸の前でクロスさせる
右足を大きく右へと踏み出し、 また最初のポジションに戻る。
左足も同様に。 これを左右交互に繰り返す

レジーナ2019年冬号より一部抜粋 

撮影/鈴木泰之、Getty Images モデル/松井 麗 ヘア&メイク/椎谷愛子