「ジャイロ」はらせん、「キネシス」は運動という意味。体の中心となる背骨、要となる骨盤から動くことで関節の可動域を無理なく向上させます。曲線的で流れのある動きを繰り返すことにより、眠っていた深層部の筋肉、関節が目覚めて、体の軸、手足の先まで意識できるように。椅子に座って行う運動が多く、誰にでも無理なく始められます。
■ジャイロキネシスはこんなゴルファーにおすすめ!
■ 体がかたく、ケガをしやすい
■ 肩甲骨や股関節の可動域が狭い
■ 激しい運動や筋トレが苦手
■ジャイロキネシス(R)の基本・丹田を意識しながら行う腹式呼吸
(1)椅子に座って骨盤を立て、座骨に乗ってから両脚を90°に開く。かかとを床にしっかりつける。
(2)胸を開いて上体を後ろに反らしながら、鼻から息を吸う。
横から見ると
(3)体を前に倒しながら、口から息を吐く。動きによって複数の呼吸法があります。過呼吸にならないよう必要な分だけ息を吸い、吐くことをより意識しましょう
横から見ると
■シフティングウェイト
座骨を感じながら骨盤と背骨を動かすことで、重心の移動と体の軸を同時に確認することができます。
■骨盤と背骨を座骨から前後左右に動かす
みぞおちに両手のひらを重ね、基本姿勢で椅子に座る。両座骨に重心を置いたまま、骨盤と背骨を前後に動かし、中心を確認する。次に骨盤の左右に順に重心を移しながら、骨盤と背骨を一直線のまま左右に傾け、中心を確認する。
(1)前後の動き
(2)左右の動き
右の座骨に乗ってから動く 左の座骨に乗ってから動く
■教えてくれたのは…ジャイロトニック®・ジャイロキネシス®認定プレトレーナー 朝倉重美さん
5歳からバレエを始め、20代から15年以上指導に携わる。2007年ジャイロトニック®専門スタジオを開業、現在は新国立劇場バレエ団でジャイロキネシス®を指導している。生徒には、現役で活躍するプロゴルファーも多数。
撮影/内藤サトル エディター/大津恭子、撮影協力/アコーディア・ガーデン春日部