ラウンドメイクは、スポーツ仕様を心がけている人も多いはず。ゴルフは激しい運動をするわけではありませんが、肌の状態は気候の影響も受けますし午後のプレーともなると、やっぱりメイク崩れが気になりやすいものですよね。
そんなラウンドメイクで残念ながらも、密かに“メイク下手”に認定されてしまう人には、共通項もある様子。最近は落ちにくいコスメが増えているので、少し前みたいに明らかにメイク崩れしていたりポイントメイクが完全に消えていたりといった人は減りましたが、ちょっとしたポイントから「メイク下手」なイメージが強まることも……!
時短美容家の並木まきが、ゴルフ女子にヒアリングして見えてきた「最近のゴルフ場で見かけるメイク下手さん」の特徴をお話します。
【1】日焼け止めとファンデーションのムラが目立つ
ラウンドには“日焼け止め+ファンデーション”でUV対策を万全にして出かける人が少なくありませんよね。秋もまだまだ紫外線が強く、万全な対策は欠かせません。そして、昨今の日焼け止めやファンデーションは本当に優秀なので、一度密着させれば長時間崩れにくいものも増えています。
ところが、メイク下手に認定されてしまう人の多くは、日焼け止めとファンデーションがうまくなじまずに、“白浮き”していたり厚塗りっぽく見えたりして、メイクが下手な印象を醸しがちです。実際には丁寧に塗っていたとしても、相性の悪い製品を使ってしまうとムラが目立ちやすくなるので、初めて重ねるときには特に御用心を。
ラウンド用の日焼け止めやファンデーションは、普段使うものとは分けている人も少なくありませんよね。使い慣れていないときほど起きやすい“残念”なので、念のためラウンド前に日焼け止めとファンデーションを試し塗りして、夕方までの崩れ具合をチェックしておくほうが安心です。
【2】ハイライトが汗でテカテカ!
ここ数年、デイリーメイクでもハイライトを取り入れる人が増えました。ラウンドメイクでもハイライトを使うと、立体感が出て垢抜けた印象に。
ところが、このハイライトの加減によってはメイクがアンバランスになってしまい、メイクが下手な印象を強めてしまうことも……。
ゴルフ場では太陽光を浴びることもあって、室内で見るよりもハイライトがテカテカと光って見えやすく、プレーをして汗をかくとさらにその印象が強まりやすいので、気をつけて!
最近のハイライターはサラサラとした使用感のものが多く、手で触れた感覚ではテカリを感じなくても、見た目にはドロリとしていることもあります。こまめに鏡でチェックしておくに越したことはありません。
【3】眉の濃さがアンバランス
ラウンドメイクに限った話ではありませんが、眉の印象は全体のイメージを大きく左右しますよね。とは言っても、最近のアイブロウコスメは落ちにくいものが多いことから、少し前のように「眉毛が消えている問題」は起きにくくなっています。
今、ゴルフ女子が気をつけたいのは、“消えている”よりも“濃さがアンバランスになる”問題。せっかく左右対称に美しく整えた眉も、左右の濃さがアンバランスなだけでメイクが下手な印象を強めます。
スポーツをしていると、気づかないうちに擦れたり汗で少しだけ流れたりといったことも起きやすいので、濃淡のバランスが崩れやすいのも確か。こちらも、こまめに鏡を見てバランスが崩れていないかチェックすると安心です。
プレーに集中するほど、メイクが乱れていることに自分では気づきにくいですよね。「メイクが崩れているよ?」と指摘をするほど親しい友人がいるラウンドでなければ、周囲も見てみぬふりをしてくれがちではあるものの「メイクが下手……」というイメージは残念です。
最新コスメは、落ちにくさや崩れにくさにおいて優秀なアイテムが多いけれど、過信は禁物。スポーツシーンでは、やっぱりこまめに気をつけておくほうが安心ですよ〜!
並木まき/元市議会議員・時短美容家(一般社団法人 時短美容協会・代表理事)。20代から見聞きしてきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様への分析を活かし、美容や恋愛に関するコラムを中心に、さまざまな媒体に寄稿。ゴルフ歴15年のエンジョイゴルファー。