今年の秋トレンドのひとつが「マット」。リップでもアイシャドウでもチークでも、これまでの「ツヤ」一辺倒から様変わりし、この秋は「マット」な仕上げを楽しむ人が増えています。
でも、マットな質感メイクはツヤ感メイクと比べると狙った通りの印象に仕上がりにくく、ゴルフシーンでは「なんだかパッとしないような……?」「私が使うと、古くさく見えるのはなぜ?」なお悩みにもぶつかりがちなよう。そこで今回は、時短美容家の並木まきが、マットな質感のゴルフメイクを失敗しないコツをお話します!
◆マット感メイクでトレンド感を出すポイント2つ
マットな質感のメイクはツヤ感メイクと比べると質感が控えめなことから、これまでツヤ感メイクをしていた人ほど地味な印象になることも。ビビッドなウエアにマット感メイクを合わせると顔だけが冴えないように感じるのも、これが理由です。ゴルフウエアにはビビッドな色合いや華やかな配色のものも多いので、顔だけが地味な印象になると全体のトーンがアンバランスに見えやすいですよね。
また、マットな質感のメイクは昭和時代のような古くさい印象を与えてしまうこともあり、メイクに苦手意識がある人ほど「マットなメイクは、ツヤメイクよりも難しい!」という声も聞こえてきます。
でも大丈夫!ポイントさえ掴んでしまえば、マットなメイクもラウンドメイクとして楽しめます。ラウンドシーンのマット感メイクでは、ぜひ次の2つのポイントを意識してみてください。
【1】発色のいいものを選ぶ
マット感メイクで華やかさやトレンドっぽさを出すには、発色のいいコスメを選ぶのがポイント。リップでもチークでも、肌に塗ったときにきちんと色がのるコスメを使うだけで、マットメイクでもしっかりとした今っぽさが出て、ウエアに負けない素敵なメイクに仕上がります。
ツヤがない分、“輝き”ではなく“色”で魅せるのがマットなメイクを成功させるポイント。流行の“くすみカラー”も、ただくすんでいるだけでなく、唇や頬、目元に塗ったときに「見たまま」の発色が得られるコスメだと、失敗しにくいですよ。
例えば、以前の記事『秋のラウンドには「透明感のある血色チーク」が素敵すぎる!』でご紹介したプチプラチークのように、透明感とマット感を備え、発色のよさと今年っぽさがあるコスメを上手に活用してみて!
【2】なじむ質感のものを選ぶ
マット感メイクは、使い方によっては、昭和っぽい古くささが出てしまうこともありますよね。そうなると、せっかくのトレンドメイクなのに、全体的に冴えないイメージが強まる原因にもなってしまいます。
古くささが出る原因としては、コスメが肌になじまず色だけが浮いてしまい悪目立ちをするときが多いので、失敗しないラウンドマットメイクには「なじむ質感」のコスメを選ぶのがおすすめ。マットな質感だとツヤが少ない分だけ、肌になじまないだけでメイクが下手に見えるだけでなく、老けた印象を与える原因にもなりかねません。
肌に塗布したときに悪目立ちすることなく、スーッとなじむ質感だと今年らしく仕上がりますので、指でもブラシでも簡単になじませられるコスメを選ぶのが正解です。また、湿度が低い日のラウンドではパウダータイプのコスメだと頬や目元に塗ったときに粉っぽさが強まって色が浮くこともあるので、失敗を避けるならリキッドやクリームタイプを選ぶのが簡単ですよ。
ラウンドメイクでは、落ちにくさを意識しつつもトレンドを取り入れたメイクを楽しみたいですよね。今年らしさを出せるマットな質感メイクは秋らしい季節感も出せますから、今の時期のゴルフメイクにぴったりです。これまでマットな質感に苦手意識があった人も、ご紹介した2つのポイントをおさえればもう失敗する心配はありません。ぜひ上手に取り入れて、楽しんでみてくださいね!
並木まき/元市議会議員・時短美容家(一般社団法人 時短美容協会・代表理事)。20代から見聞きしてきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様への分析を活かし、美容や恋愛に関するコラムを中心に、さまざまな媒体に寄稿。ゴルフ歴15年のエンジョイゴルファー。