夏場のゴルフでは、ハーフを回り終える前にメイクがドロドロ!……なんていうことも多々あるけれど、「真冬のゴルフでは、メイクは崩れないはず」と思い込むのも危険です。もちろん真夏と比べればプレー中に汗ばむシーンは少ないとはいえ、“メイクの仕込み”が原因で予想外のメイク崩れを招くこともあるのです。
実は、冬場のゴルフでメイクが崩れてしまう人ほど無意識にしているNG習慣も。時短美容家の並木まきが、冬場のゴルフシーンでメイクが崩れやすくなるNGなポイントを3つお話します。
【NG:1】保湿が足りない!
ゴルフの日には、家を出る前の限られた時間で手早くメイクを済ませなくてはいけないシチュエーションも少なくないもの。するとどうしても、自分では「ちゃんとした」つもりでも、メイク前の保湿が足りていない場合もあって、これが冬場のメイク崩れの原因になっているかもしれません。
冬場のゴルフはただでさえ乾燥しやすい環境です。急いでいる朝だとしても化粧水は丁寧に塗って、必要に応じて乳液やクリームを重ねましょう。オールインワンタイプのジェルを使うのも時短になります。
メイクの前には、保湿をじゅうぶんに馴染ませてからメイクに取りかかったほうがよく、上から塗るファンデーションとも肌が密着しやすいので、スキンケアをしてからメイクまでは目安として5分ほど時間をあけると◎。ちなみに反対に「塗りすぎ」もNG!次の項目で解説します。
【NG:2】油分が多すぎている
メイク前のスキンケアがバッチリすぎるのも、メイク崩れを招く原因になりかねないので要注意です。冬場のゴルフでは、乾燥対策でついクリームを多めに塗ったり、オイル成分が強いものをメイク前に仕込んだりしたくなりがち。ですが、メイク前の仕込みで油分が多すぎれば、肌のベタつきを招くだけでなくファンデーションがヨレやすくなるため、ゴルフ中のメイク崩れを招きます。
湿度が低い朝には「せめてランチタイムまでは乾燥しないように、しっかり保湿しなくちゃ」とあれもこれもと多めに重ねたくなりますが、これこそがメイク崩れの原因に。またオイルで膜をつくりすぎるとメイクがヨレやすくなりますし、シートマスクで顔がびちゃびちゃになるまで保湿をして、すぐにメイクをしてしまうのもNGです。しっかりめにスキンケアをすること自体は悪くないのですが、きちんと肌になじむ前にメイクを始めるのはメイク崩れのもと。そして、そもそもなじまないほど大量のコスメを塗りたくるのも避けていきましょう。
【NG:3】メイク直しのときにただ重ねているだけ
ラウンド中やハーフの合間にメイクを直すシーンで、ただ上から重ねているだけだと、これもメイク崩れを招く要素に……。冬場のゴルフは汗をかきにくいとはいえ、動けば汗ばむ場合もありますし、屋外で動いていることから汚れが付着している可能性もあります。見た目にはあまりわからなくても、そんな肌にメイクを重ねてしまえば、密着感が落ちるうえにムラ塗りが起きやすいというわけです。
メイク直しのときには、もともとついているメイクを軽くオフしてから整えたほうが仕上がりは断然キレイになるだけでなく、落ちにくさの点でも◎。いちいちメイク落としを準備するのが面倒な場合には、シートタイプの洗い流さないでいいメイク落としアイテムを持参しておくと便利です。
◆湿度対策をしつつ、落ちにくいメイクを
冬場のゴルフでメイクが崩れてしまう心当たりがあるならば、ぜひ手順を改めてチェックしていきましょう。今の時期は湿度の低さへの対策も大切なので、保湿ケアは入念にしつつも、上から重ねるメイクが崩れないよう気を配ると安心です。真冬のゴルフでは真夏に比べてメイクが落ちにくいとはいっても、油断は禁物ですよ〜!
◆並木まき プロフィール
元市議会議員・時短美容家(一般社団法人 時短美容協会・代表理事)。20代から見聞きしてきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様への分析を活かし、美容や恋愛に関するコラムを中心に、さまざまな媒体に寄稿。ゴルフ歴15年のエンジョイゴルファー。