ゴルフ場に持参するコスメポーチの中身は、どのくらいの頻度で見直しをしていますか?
普段使っているコスメポーチを持っていくのではなく、ゴルフ専用のコスメポーチを用意している人ほど、カートバッグにポーチを入れっぱなしにしていて、中身を見直すタイミングを忘れがちかもしれません。
時短美容家の並木まきが、夏のゴルフでポーチに入っていると「残念」を引き起こす3つのNGをピックアップしました。
【NG1】洗っていないままのパフ
メイク直し用のパウダーやファンデーション類を、ポーチに入れっぱなしの場合にありがちなのが「洗っていないパフ」を使い続けてしまうこと。
けれどゴルフ中のメイク直しでは、普段の生活以上に汗や皮脂がパフにつきやすいことからも、洗わないパフをセットしたままだと、メイクの仕上がりが落ちるだけでなく衛生面でも不安です。
見た目にはほとんど汚れがなく「1回しか、お直しに使わなかったし」と思っても、その1回の使用でパフは汚れています。面倒でもラウンドに行くたびにきちんと洗って、清潔な状態をキープしましょう。
パフだけでなくブラシも同様なので、お直しに1度でも使ったら、ゴルフからの帰宅後にはきちんと洗うように心がけておくと安心です。
【NG2】炎天下にさらされ続けたコスメ
夏のゴルフでは、カートにポーチを置いておくだけでも、相当な温度に上がっています。最近では猛暑日も増えているのでなおのこと、カートに置いている持ち物の温度は高い状態に……。
コスメは保存状態によっては品質の劣化が起こりやすく、炎天下や直射日光に長時間さらされ続けたコスメは、品質が変化してしまうこともありえます。
化粧水やリップクリームなどのスキンケアコスメだけでなく、アイシャドウやアイライナーなどのポイントメイクのコスメも、高温の状態にずっとさらされるほど危険度はUP。見た目がいつもと違ったり質感がこれまでと異なったりという雰囲気が少しでもあれば、開封後間もないコスメであっても、品質の劣化を疑ったほうが確実です。
劣化しているコスメはメイクやスキンケアの満足度や見た目の仕上がりを下げるだけでなく、肌への刺激の面でも不安があるので「このくらいなら、まだ大丈夫でしょ」と過信して使い続けないようにしましょう。
【NG3】何年も使っている日焼け止め
ゴルフ女子に意外とありがちなのが、カートバッグに「日焼け止め」を入れっぱなしにしておいて、使い切るまでそのままになっていること。
確かに日焼け止めは1年くらいであれば劣化を気にせずに使えるものもありますが、基本的には他の化粧品と同様に、開封から数ヶ月での使い切りが推奨されています。
「ゴルフのときに、日焼け止めを忘れると大変だから」とゴルフ用のバッグに日焼け止めを入れっぱなしにすると、ラウンド中にしか使わないので減りが遅く、気づけば1年も2年も前の日焼け止めをそのまま使っていた……なんてことにもなりかねません。
日焼け止め類の劣化は目に見えにくく、塗り心地も衰えないものが少なくないのですが、古い日焼け止めほど、紫外線への防御力は落ちていることも考えられます。開封時期を意識しながら、定期的に入れ替えておくほうが安心です。
コスメポーチの中身は、お肌のためにも、常に清潔感を意識して整えておきたいところです。夏は特に炎天下でのゴルフシーンも増えることから、他の季節以上に清潔をキープするための意識を高めていきましょう。
◆並木まき プロフィール
元市議会議員・時短美容家(一般社団法人 時短美容協会・代表理事)。20代から見聞きしてきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様への分析を活かし、美容や恋愛に関するコラムを中心に、さまざまな媒体に寄稿。ゴルフ歴15年のエンジョイゴルファー。