シャフトの新興メーカーとして、ギア好きの間で大きな話題となっているのがArch(アーチ)です。素材や製法、検品体制に強いこだわりを持つメーカーで、プロアマ問わず使用したゴルファーの多くが飛距離アップに成功しています。その中で、軽量モデルの『 ROSSO(ロッソ)』は女性ゴルファーの飛距離アップに最適な特性を持ったシャフトになっています。
◆業界トップクラスの検品体制で精度の高いシャフトを世に送り出す
ドライバーで今よりもっと気持ち良く振り切れて、飛距離を伸ばしたいと考えるなら「シャフト」を見直すのがおすすめです。シャフトは、ヘッドとゴルファーをつなぐ重要なパーツで、自分に合ったモノを使っているかどうかで、結果が大きく変わってきます。
でも、シャフトはヘッド以上にモデル数が多く、どれを選んでいいか分からないという悩みを抱えている人も多いでしょう。そこで今回は、女性ゴルファーにおすすめなモデルをご紹介します。それはズバリ、Arch(アーチ)というメーカーが発売している『ROSSO(ロッソ)』というモデルです。(シャフト本体価格は税込79,200円)
Archは、福岡で生まれた新興シャフトメーカーで、その名前には“天高く、いつまでも落ちてこないボール、美しい飛球線”という意味が込められています。アマチュアゴルファーに“最高のシャフト”を届けることをコンセプトに掲げ、飛ばせるモデルの開発を続けています。実際、Archのシャフトを使って飛距離アップに成功したゴルファーは多く、男子のシニアツアーでも口コミで使用者がどんどん増えていて、ギア通の間では知る人ぞ知るメーカーとなっています。
ではArchが作るシャフトにはどんな特徴があるのでしょう。素材や製法に強いこだわりを持っていることはもちろん、注目したいのは「24」といった独自のフレックス(硬さ)表記をしていることです。
この数字は、シャフトの硬さを示す「振動数」という計測値を元にしたもので、「24」であれば振動数が「240cpm」ということになります。Archの『ROSSO』では「20」から1刻みで「27」までのフレックスが用意されていますが、ここまで細かく分けているメーカーは他にありません。フレックスが細かく分けられていれば、よりゴルファーそれぞれにフィットしたシャフトを提供することが可能になるのです。ちなみにレディスモデルに装着されるシャフトの振動数は230cpm以下に抑えられるのが一般的です。そのため、フレックス「23」や「22」のモデルから試すのがおすすめです。
◆何回振っても、同じ位置にヘッドが戻ってくれる驚愕の精度
Archの『ROSSO』というモデルがどんな特性を持っているのか、詳しく解説していきます。
『ROSSO』は中間部から先端にかけてが大きくしなるシャフトで、スイングするとヘッドが強烈に走ってくれます。ヘッドスピードを上げながら、フェースがしっかり閉じてくれますので、安定してつかまったボールを打つことができます。その上で先端部分の剛性を高めており、ミスヒットにも強くなっています。ヘッドの走りとしっかり感を両立したモデルですので、飛距離も、方向性も欲しい競技志向の強い女性ゴルファーに最適です。
さらに『ROSSO』だけの特徴と言えるのは、しなりの再現性の高さです。先が走るタイプのシャフトは、しなり幅が大きい分、スイングごとにバラツキが出てしまうことが多いですが、『ROSSO』にはそれがありません。振り方に関わらず、シャフトが一定の動きをしてくれるので、インパクトが非常に安定します。これは高性能な素材を厳選し、その特性が最大限発揮されるように設計まで工夫しているからこそ、できたことです。
せっかくリシャフトするなら、とことん良いモノを選びたいという女性ゴルファーには、ぜひArchを試してみることをおすすめします。
取材・文/田辺直喜