フィッティングを受けて読者も納得。飛距離アップの近道はリシャフトでした!

シャフトはゴルファーとヘッドをつなぐ超重要パーツ。自分に合ったモデルに“リシャフト”すれば、気持ちよく振れるようになって、飛距離や方向性もグッとよくなりますよ!

フィッター吉田 智さん(写真右)/多くのツアープロのクラブ調整を手がけるカリスマフィッター。豊富なクラブ知識で最適なモデル選びをサポート。

小森さん(写真中央)/ベストスコア98、平均飛距離150ヤード。右に曲がるスライスを解消して、もっと飛距離を伸ばしたい。

三谷さん(写真左)/ベストスコア96、平均飛距離180ヤード。当たれば飛ぶけど、そのぶん、ミスしたときの曲がりも大きい。

小森さんの悩み…スライスをなくしてもっと飛ばしたい!

フィッター吉田の回答…先が走るつかまり重視のシャフトがおすすめ。スライスが直って飛距離が伸びます

リシャフト…藤倉コンポジット『スピーダーNXブラック(40R2)』。ボールがつかまって飛ぶようになりました

カット軌道が強い傾向にあった小森さん。切り返しのタメが作りやすく、先端が走る『スピーダーNXブラック』を使うことで、スライスが直り、飛距離が大幅に伸びました。

◆三谷さんの悩み…左右のバラツキを抑えてフェアウェイに残したいです

フィッター吉田の回答…硬すぎるシャフトが曲がる原因。自分に合ったしなりのシャフトで改善されます

リシャフト…三菱ケミカル『エルディオ No.06(40R)』曲がりが減って飛距離も伸びました

パワーがあると硬いものを選びがちですが、三谷さんは軟らかい方が、タイミングの合うタイプ。『エルディオNo.06』で方向性がよくなり、効率よく飛ばせるようになりました。

◆シャフト選びで大切な4つのポイント

【1】試打は1モデルにつき2球だけ

いきなり打って、タイミングの合うモデルが最適なシャフトです。3球以上打つと体が勝手にタイミングを合わせてしまうので、テストは2球までが原則です。

【2】できる限りたくさんの種類を打つ

最近では、女性でも使える軽量なシャフトが豊富に揃っています。たくさんのモデルを試して、シャフトに対する経験値を増やすことで、最適なモデルが見つかりやすくなります。

【3】重さの基準は40グラム台

多くの女性ゴルファーに合う40グラム台のシャフトを基準に、自分に合った重さを見極めましょう。打点が先っぽにズレる場合は、重いモデルを試してみましょう。

【4】振っていて気持ちいいと感じるシャフトを選ぶ

弾道計測器がある場合、飛距離が出たものを選びたくなります。しかし、大切なのは振っていて、気持ちいいかどうか。コースで使ったときに大きな差となるポイントです。

◆これだけは知っておきたいシャフト用語

【1】フレックス

シャフトの硬さを表し、L・A・R・SR・Sの順番に硬くなります。(「R2」といった表記は、数字が大きいほど軟らかい)。試打の際には軟らかいものからテストしましょう。

【2】重さ

シャフト単体での重量を表します。モデルやフレックスによって少しずつ変化します。自分に合ったモデルを選ぶ上で、細かな数字を把握しておくことが大切です。

【3】キックポイント

シャフトが最もしなるポイントを指す言葉で、「○調子」と表記されます。先調子はつかまりのよいモデルが多く、元調子は方向性のよいタイプが多いです。

◆フィッティングを受けたのは…Premium Golf Studio

代官山にあるインドアゴルフ練習場。最先端機器を用いたフィッティングやレッスンを受けることができ、日々悩めるゴルファーが足を運ぶ。 東京都渋谷区猿楽町24-7 B1 ☎03-6455-1514 営10:00〜22:00 不定休

Regina2024初夏号より転載 撮影、エディター/田辺直喜  取材協力/Premium Golf Studio

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