発売したばかりのニューモデル、ヒット中の人気モデルをセレクト。11本を一堂に集め、髙久あずさプロが、一気に試打した本音のレポートをお届けします!“今のクラブが使い慣れている”、“上達しないのは自分のせい”。そんな理由で、ほかのクラブへの関心をなくしていませんか? 飛びとやさしさの技術は、日々進化していますよ!
◆流行に惑わされず自分の“いい”を信じましょう
Reginaの調査によると、3年以上ドライバーを買い替えていない女性は7割とか。事情はあるとしても、3年経てば多少なりともレベルや体力に変化があるはず。クラブの劣化も無視できません。なにより、毎年のように新製品が発売されているのを見れば、確実に“技術の進化”を認めざるを得ない気が。
「いろいろ打つことで、五感が刺激され、やさしさや飛距離、打感や見た目の好みなど、自分に合うタイプが分かってくるもの。それを知ることはレベルアップにもつながります」というのは、髙久あずさプロ。
「最新モデルは、最先端の技術が搭載されているので、どのブランドもやさしさと飛距離を高いレベルで実現しています。ですから、3年に一度くらいはマイクラブを見直したほうが、スコアにつながります」。
とはいえ、必ずしも最新のクラブがいいとはかぎらないとか。
「テクノロジー的には、2年前くらいのモデルなら新しいといえますから、選択肢に入れてOK。問題は、クラブの性能ではなく自分に合うクラブかどうか。フィッティングできれば最高ですが、ちょっとハードルが高いと思うなら、ぜひいろいろなクラブを打ってみて。打ち比べるうちに、自分に合うクラブ、自分が心地いいと感じるクラブが分かります。それを知ることがまず、大切だと思います」(髙久プロ)
事実、「メンズを使っていますが、改めてレディスの寛容性を確認できました。無理しないで飛距離と方向性が手に入るって魅力的です」と名雪さん。「初めから使っているクラブ以外打ったことなかったので、新鮮。自分の好みが明確になり、クラブへの意識が高まりました」(佐野さん)と、目からウロコのおふたり。
ぜひためらいを捨て、自分史上最高のドライバーを探してみては? ゴルフ力が上がること、約束します!
【髙久プロ】ニット¥9,900(ルコック スポルティフ/デサントジャパン) スカート¥32,000(ディセンバーメイ/パープルデザイン) サンバイザー¥4,200(ビバ ハート/グリップインターナショナル) ソックス¥1,800(トミー ヒルフィガー ゴルフ/ヤマニ)
◆打ち比べれば、自分好みが分かってくる!
【1】長さ…長すぎても短すぎても振りづらい。みぞおちくらいの長さを選ぼう
【2】重さ…“自分の力で振り切れる重さ”が正解。重すぎると振り遅れてスライス。軽すぎるとつかまりすぎてフックのミスに
【3】柔らかさ…シャフトは、自分のスイングでしなりを感じられる軟らかさが基本。メーカーによって違うので打ち比べはマスト
【4】フィーリング…インパクトの音、見た目のデザイン、振ったときの感覚。フィーリングも大事な要素。好き嫌いで選んでOK!
【高久あずさプロ】…1995年生まれ。福島県出身。164cm。東北福祉大学ゴルフ部在学中は関東女子学生ゴルフ選手権優勝、団体戦全国優勝のメンバーとして貢献。「TPI レベル1」を取得。現在、石井忍プロ主宰の「エースゴルフクラブ」赤坂校、千葉校にてレッスンを行う。
Regina 2021 春号掲載 撮影/相田克己、スタイリスト/林かよ、エディター/たかはしよし子 撮影協力/カレドニアン・ゴルフクラブ