“女性は男性に比べてパットが苦手な人が多い”と、よく言われます。理由のひとつに、男性に比べて腹筋や腕力など筋力が少なく、小さい動きのパッティングでは手先を使いがち。結果ストロークが安定しないことが考えられます。
はたしてそれを解決する手段はないのでしょうか？ 女性はいつまでもパットが苦手なままでいいのでしょうか？
そこに着目したのが、女性ゴルファーに真剣に向き合い、いつも味方してくれている、『インプレス ドライブスター レディース』でおなじみのヤマハさん。
なんと、パットが苦手な女性のためのパター『SENSUS（センサス）』を作ってくれました！最大の特徴は“極重ヘッド”。
「え？ “重”ではなく“軽”の間違いでは？」と思ったあなた。重いからいいんです！ ということで、その真偽を確かめるべく、中村香織プロと読者2人が試打してみました。
◆教えてくれたのは／中村香織プロ
プロゴルファー＆３児の母｡ツアーにも復帰。イーストゴルフスクール(五反田)、洗足ゴルフスタジオ (目黒)でスクール主宰&レッスン中。lit.link/kaorinakamura
◆通常350gから370gのパターヘッドをあえて390g、410gの極重に。これこそ、女性がもっともブレない重さの新常識！
今回『Regina』が注目した、11月に発売されたばかりのヤマハ『SENSUS（センサス）』は、「距離感がつかみにくい」「狙ったところに転がらない」という、パットが苦手な女性の悩みを解消しようと、その設計を徹底的に追求して完成しました。
まず、独自の運動計測技術を活用し、初・中級者のストロークを解析。また、感性面からもアプローチし、パターを打ったときや構えたときの印象やイメージを深掘りし、女性が共通して抱く「理想のパター」像を検証したといいます。
その結果、パターについては重いヘッドの方が打ちやすいという結論に至ったとか。
中村プロ「一般的な女性用のパターは軽量設計がほとんど。実際、女性=軽い方がストロークしやすいというイメージを持ちがちだと思いますが、じつは、重いパターは女性にメリットが大きいんです」
「ヘッドが重いことで、ストロークが安定するのでボールの転がりも一定になりやすく、再現性の高いパッティングができるようになります。とはいえ重量の割には重さを感じないし、長さ的にも女性向けなのでとてもバランスがいいですね」と、中村プロ。
｢とくにストロークが安定しない女性にとって、重いほど、支える感覚で持ちたくなるし、そう持つ方が、ストロークが安定します。軽いと、女性でも手先で動かせちゃいますからね」
◆パターに任せて打てる「D」タイプ、自分の思い通りに打つイメージの持てる「L」タイプ
視覚効果を最大限に活かした、カップを狙いやすい意識がもてる２タイプのヘッド
ヘッドの重さ同様、感性計測の結果をもとに、女性の感性に寄り添った構えやすいヘッドデザインに。
『SENSUS L』は「自分で思い通りに打てるという自信」をサポートする「直角」を想起させる形。
『SENSUS D』は「クラブに頼れる安心感」を実現するため、1:1 の縦横比や面を極力排除した、丸みを帯びた形にしたといいます。
また、フェース側には、ヘッドとボールの位置関係が分かりやすいマークを採用。ターゲットに対して一直線に構えやすいデザインです。
中村プロ「『SENSUS L』は、レールに乗せていけるようなイメージで打ちたい人向け。ヘッドはスッキリ系が好みのピン型が好きな人や、大きいヘッドはダフりそうで違和感がある人もいますからね。
よりオートマチックさを求めたい人には、『SENSUS D』。クラブが勝手にストロークを案内してくれるパターです。Dの頂点部分に重さがあるので、そこを上手く使って素直にポンって出していけます。410gと重いので振りにくいのかな？ と思いきや、そんなことない。とにかく直進性が高くクラブに任せれば真っすぐ動いてくれます」
◆ヤマハならではの心地いい打音・打感
中村プロ「もう一つ、注目すべきポイントは、打音。ちょっと高めの音が出るから、ちゃんと打った感覚がもてます。音ってすごく大切で、本人は意識していなくても、音がしないと打ち過ぎちゃうし、大きすぎると打てなくなる傾向があるんです。
打感を決めるインソールの素材も大事で、例えば柔らかい素材だと強く打ちたくなりがち。『SENSUS』は、そのあたりがちょうどいい。打ちすぎを防いでくれる感触で、タッチも合いやすいですね」
◆「打つ時に自信をもてる」中心を意識しやすいグリップデザイン
グリップには、アドレスをフォローしてくれるようなデザインを採用。アドレス時にヘッドはもちろん、グリップも頼りにできるので、カップを確実に狙えます。
中村プロ「このラインはいいですね。アドレス時の見え方ってめっちゃ大事ですから。目盛りみたいになっているところも魅力です。
じつは、パットごとに手の位置が定まっていない人って結構いらっしゃる。無意識に、あるときは長く持ったり、あるときは短く持ったり。当然、ストロークも安定しないし、距離感も養えません。
このグリップなら、自分が最もしっくり打てる長さと、左右の指の位置を目盛りで覚えられるので、アドレスが一定します」
◆持っただけでアドレスが安定。ストロークのカタチもきれいに♪
ボールの転がりもよくなり、ワンランク上のパッティングに！
中村プロの解説を聞いた後、ふたりは早速打ってみることに。マイパターと『SENSUS』を打ち比べてみました。
元木さん「とにかくパットが苦手でツーパットは夢の世界です。今使っているのはレディース用のマレット型パターです。長さは『SENSUS』と同じですが、ヘッドの重さは360gと、『SENSUS D』と50gも違います！ ですが、それほど極重感はなくアドレスできました。どちらも打ちましたが、私はマレット型が好きなのと、ヘッドが簡単に仕事をしてくれる『SENSUS D』が気に入りました! 」
中村プロ「重量があることによって、抑え込むようなアドレスだとテークバックできないんです。だから自然にカラダで抱えるイメージになりやすいんです」
軽いマイパター（写真左）では、力んで抑え込むように構えていた元木さん。『SENSUS D』（写真右）は重いので、力むことができず、自然と安定したアドレスへと変化。
山内さん「つい手首でパターを動かしてしまって、ストロークが安定しないのが悩みでした。マイパターは譲っていただいたメンズモデルですが、ヘッド重量は350gで少し長いんですよね。
『SENSUS』をいつものようにストロークしたら、重いせいか手首が使えずストロークが安定しました。それに、今までにないいい転がりにびっくり！ パターを変えただけでここまで変わるなんて、目からウロコでした。ヘッドはシャープな『SENSUS L』が好きです！」
中村プロ「軽いパターだとつい手首を使いたくなってしまいますが、重ければ使えません。軌道が安定するので毎回同じリズムでストロークできるようになりました。伸びるようなボールの転がりも手に入れることができたし、これからが楽しみですね」
〈写真左〉軽いパターだと、つい手首を使ってしまい、毎回インパクトがバラバラ。タッチも出せませんでした
〈写真右〉重いヘッドは手首を使うことができないため、安定してインパクトできるように。ボールの転がりも目に見えてよくなりました
◆パットがうまくなればスコアアップは確実。パター選びは最重要事項です！
中村プロ「プロの試合を見ていても分かると思いますが、ドライバーもアプローチはもちろんですが、スコアメイクにパットの精度は欠かせません。とくにアマチュアの女性は、パットをクリアしたらめちゃくちゃスコアアップできるはず。
プロの間では「パットは技術より道具だ」とよくいいます。アマチュアゴルファーも然り。ですから、芯に当たりやすいのはどれか、思ったラインに出やすいのはどれかなど、パター選びに関心を持っていただければうれしいです。
その点、自分のストロークを変えずに安定したパットができる『SENSUS』は、パットに悩む女性の救世主。
女性だからの極重ヘッドの頼れる重さ、ぜひお試しを！」
◆ヤマハ 女性専用パター「SENSUS（センサス）」商品情報
思いどおりに打てる自信がもてる、直角系デザインの「SENSUS L」
パターに頼れる安心感がもてる、丸みのある形状の「SENSUS D」
「SENSUS L 」ヘッド重量 390g ￥34,100
「SENSUS D」ヘッド重量 410g ￥37,400
（どちらも ロフト角／3.0°、ライ角／70°、クラブ長さ／33インチ）
お問い合わせ先 ヤマハゴルフお客様ダイヤル 0120-808562
ヤマハ公式 「SENSUS」製品情報はこちら
