飛ばせて狙える“推しUT”の実力

女性ゴルファーにとってロングアイアンの代わりにも使い勝手の良いユーティリティは日頃から馴染みもあり、信頼しているクラブといえます。特に今回紹介するピン、コブラ、キャロウェイの最新モデルはミスヒットに強く、曲がりにくく、リスクヘッジにも最適。セカンドショットもショートホールでのティショットでも安心して打てる今どきの“お助けクラブ”の実力を関 浩太郎プロの指南のもとに、ヴィクトリアゴルフ六本木ヒルズ店のマネージャー・黒木なつみさんが試打します。

「ハイクオリティなユーティリティの代表格がこのピン、コブラ、キャロウェイでしょう」(関)

“ギア効果”で飛ばしもフィーリングも抜群

「女性ゴルファーの方が男性よりユーティリティへのこだわりが強い方が多くいらっしゃいます」(黒木さん)

フェアウェイウッドとアイアンのちょうど中間のクラブとして、海外では「ハイブリッド」と呼ばれるユーティリティ。もはや男性、女性を問わずゴルファーのキャディバッグに納まっているといっても過言ではないくらい浸透しています。黒木さん曰く「仕事上、クラブはほとんど試させて頂いております。ですので、今回のピン〈GLE3〉ハイブリッド、コブラ〈ウィメンズ ダークスピード〉ユーティリティ、キャロウェイ〈パラダイムAi SMOKE MAX FASTウィメンズ〉ユーティリティは特におすすめしたい、間違いのない3本です」とのこと。

まずは、ピン〈GLE3〉ハイブリッドについて。前作よりも約3%重心が低くなり、よりミスヒットに強い深低重心化を実現しました。関プロはその性能について「フェース面積が拡大した『フェース・ラップ・テクノロジー』によって反発エリアも拡大し、ボール初速も上がっています。そして新バルジ&ロール設計『スピンシステンシー・テクノロジー』による、いわゆる“ギア効果”によってフェース上下のミスヒットにも強くなっています」と語ってくれました。

実際に打った黒木さんは「まっすぐ飛びます。しかもスライスかな、と思っても曲がり幅が少ないので、かなりリスクが少ないのも嬉しいです。〈GLE3〉は昨年9月に発売してから堅調に売れて続けています。その性能の良さは打ってみると実感できますね」と絶賛。

愛らしいデザインながら、アグレッシブに飛ばせるピン〈GLE3〉ハイブリッド

「振り抜きやすく、打感も良いので多くの場面で活躍してくれます」(黒木さん)

「フェース上下の面積を拡大させ、たわみを最大化させています」(関)

強烈な弾道をもたらすブラックビューティ

シャープでアスリート好みのコブラ〈ウィメンズ ダークスピード〉ユーティリティ

今回の3ブランドの中では一番コントロール性を重視したモデルがコブラ〈ウィメンズ ダークスピード〉ユーティリティ。コースマネジメントにもこだわりのあるアグレッシブなゴルファーに最適といえるでしょう。

「競技志向だったり、アスリート女子に向けた仕様。つかまりすぎず、しっかり振っていけるクラブです。デザインもブラックにさりげなくライトブルーが効いていてクールですね。AI設計のフェースによる直進安定性、そしてミスヒットへの強さも光ります」(関プロ)

黒木さんは「一見、上級者向けで難しそうなクラブに見えますが、アベレージゴルファーの私が打っても打ちやすいです。よりスコアメイクしたかったり、スイングレベルを向上するための練習をしていたり、意識がより高いゴルファーに支持されています」とそのハイスペックさを感じ取ったようです。

「弾道が強いですね。狙ったところに打っていける印象です」(黒木さん)

「AI設計『パワーシェルH.O.Tフェース』のミスへの寛容性は素晴らしいです」(関プロ)

「ソールの絶妙なウェイトを配置により、強く高い弾道が実現します」(関)

AI設計が変える新時代のパフォーマンス

メンズモデルとほぼ同様のデザインのキャロウェイ〈パラダイムAi SMOKE MAX FASTウィメンズ〉ユーティリティ

ChatGPTなどの生成AIが注目されたことも拍車をかけ、台風の目となっている「Aiスマートフェース」を搭載したキャロウェイ〈パラダイムAi SMOKE〉シリーズ。関プロはそのテクノロジーについて「キャロウェイがこれまで取り組んできたロボットテストによるデータ計測に加え、約25万人分のアマチュアゴルファーたちのスイングデータから導き出した『Aiスマートフェース』はとにかく優秀です。どんなスイングタイプのゴルファーが打っても、最適な弾道へと補正してくれる、ミスヒットへの寛容性には驚くばかりです」と称賛しました。

黒木さんも「今回打ったなかでも一番自分にフィットしていたのが、この〈パラダイムAi SMOKE MAX FASTウィメンズ〉ユーティリティ。私のようなアマチュアゴルファーにとって、ここまで芯をオートマティックにとらえてくれるクラブは、もう安心しかありません」と自分にとっての“推しUT”が決まったようです。

「とにかく当たればナイスショットになるのが驚きです」(黒木さん)

「『Aiスマートフェース』にはヒューマンデータを盛り込み、フィーリングを向上させています」(関プロ)

「スコアメイクをより簡単にするためにこのピン、コブラ、キャロウェイは活躍してくれるはずです」(関プロ)

ドライバーやアイアンの選びに注力しすぎて、脇役のユーティリティに気が回っていないのなら要注意。ヴィクトリアゴルフに行けば、丁寧なフィッティングやデータ計測などが受けられます。これを機会にしっかりと自分に合う“推しUT”を選んでみてはいかがでしょうか?

東京メトロ日比谷線「六本木」駅直結のヴィクトリアゴルフ六本木ヒルズ店

詳しくはこちら(ヴィクトリアゴルフ公式サイト)

撮影/小林孝至 エディター/高橋真之介

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