“ブリヂストン女子”が人生初のフィッティング体験! 最新『B-LD ドライバー』の飛びはホンモノだった!

振り慣れたクラブは替え難いものがあります。でも、クラブは日々進化し、自分のスイングも練習を重ねて、どんどん変化していきます。慣れたクラブが常に最良とは限りません。今回、長い期間ブリヂストンゴルフのクラブを愛用してきた“BS女子”に人生初のフィッティングを体験してもらうと、クラブを自分に合わせる大切さ、そして最新モデルの性能の高さが明らかになりました。

◆2人の読者モデルがマイクラブを持ってフィッティング

神奈川県のパシフィコ横浜で開催された「ジャパンゴルフフェア2025」にはメーカー各社が趣向を凝らしたブースを出展していました。『B-LD』シリーズを中心に女性向けクラブに力を入れるブリヂストンゴルフのブースでは、最新モデルの展示の他に、試打ブースを利用したフィッティングを受けることができました。

ブリヂストンゴルフでは独自のアプリケーションを使った「Golfer’s Dock Ball & Club」というフィッティングを実施しています。クラブのグリップエンドに専用機器を装着し、3球打つことでスイングの特徴を数値化、診断することで、より結果の出る最適なボールとクラブが分かるというものです。短時間で自分に合ったクラブを見つけることが可能で、ブリヂストンゴルフが開催している試打会などでも実施して好評を得ています。

フィッティング用の機器は非常にコンパクト。クラブのグリップエンドに装着し、タブレットと同期させることでスイングを解析することができます

解析したスイングはアバター化されてチェックすることができます。入射角やインパクト時のフェース向き、スイング軌道など、詳細な数値も同時に計測されます今回は2人の読者モデルにブリヂストンゴルフの「Golfer’s Dock Ball & Club」を体験してもらいました。マイクラブを持参し、フィッティングを受けた上で最新モデルのクラブを使うと、どれだけ飛距離が変わるのでしょう。

読者モデルの久保田さん。平均スコアは118で、スコアが安定しないことが悩み。クラブに求めるものは飛距離。ゴルフを始める時に勧められたというブリヂストンゴルフの初心者セットを現在も愛用中

読者モデルの今井さん。平均スコア93で現在の目標は安定して80台を出すこと。初心者の頃からブリヂストンゴルフのクラブを愛用していて、現在の使用クラブは前作の『B-LD ドライバー』です

◆久保田さんは12ヤードの飛距離アップに成功「全部のクラブをフィッティングしたくなりました」

まずフィッティングを受けたのは久保田さんです。

最初にゴルフに関する悩みのヒアリングを行います。久保田さんは右に曲がるスライスが多く、飛距離が出せないことが悩みと伝えました。次にマイクラブに専用機器を装着してスイング解析に入ります。そのまま3球ボールを打つのですが、フェース面に打点が分かるシールを貼ることで、ショットごとの打点もチェックしていきます。打ち出し角やスピン量に影響する打点を後から入力することで、より正確なショット解析が可能になるからです。

3球を打ち終えるとすぐにスイングの解析結果がタブレットに表示されます。久保田さんは、3球ともほぼ同じ軌道でスイングできていて形も整っていましたが、ヘッドの動きにミスの原因が隠れていました。平均して15度ほどフェースが開いてインパクトを迎えていたのです。打席に設置された「トラックマン」を使った計測では、大きく右に曲がるスライスボールでキャリー129.4ヤード、トータル159.2ヤードという結果でした。

久保田さんのスイング解析結果。インパクト時にフェースが15度も開いていることがスライス、そして飛距離が伸び悩む原因になっていました

フェースが開いた状態でボールを打つと、スライス回転がかかってボールは右に曲がりますし、スピンも増えるので飛距離をロスしやすくなります。ブリヂストンゴルフの「Golfer’s Dock Ball & Club」では他にもさまざまなスイングに関する計測値を見ることができますが、久保田さんの場合はインパクト時のフェース向きをスクエアに近づけることが大切になるようです。

フィッターからスイングに関する詳細な解説を受けた後で、タブレットには久保田さんのスイングに合ったボールとクラブが表示されます。まずボールの推奨モデルとして表示されたのが『PHYZボール』です。久保田さんはフェースが開く分、スピンが増えやすい傾向にありましたので、ソフトでつぶれやすく、スピンを抑える効果の強い『PHYZボール』を使うことで飛距離を伸ばしやすくなります。同じクラブでもボールによって弾道は大きく変わります。推奨クラブだけでなく、ボールもおすすめしてくれるところがブリヂストンゴルフのフィッティングを受けるメリットのひとつと言えるでしょう。

次にドライバーの推奨モデルが表示されました。クラブのおすすめは候補が複数表示される仕組みで、久保田さんの場合、ヘッドは女性向けクラブの最新モデル『B-LDドライバー』、シャフトは『B-LD』シリーズに標準装備されている『SPEEDER NX BS40LDw』と『Diamana BS50LD Ⅱ』の2本が推奨されました。フィッティングの最後には推奨されたクラブを実際に打って、弾道と振り心地をチェックしていきます。

スイング解析を基にした結果の出るクラブが画面に表示されます。最終的にはそのクラブを実際に打って、好みの振り感、弾道、飛距離の出るモデルを絞り込んでいきます

久保田さんが1本目にテストしたのは『SPEEDER NX BS40LDw』を装着した『B-LDドライバー』です。現在、使用しているクラブに近い軽量なスペックのモデルになりますが、ほぼストレートな弾道に補正され、飛距離はキャリー131.8ヤード、トータル160.5ヤードという結果でした。

続けて、より重い『Diamana BS50LD Ⅱ』をテストすると弾道が大きく変化しました。1本目と同じほぼストレートに近い弾道で、キャリー137.3ヤード、トータル171.4ヤードとマイクラブから約12ヤードの大幅な飛距離アップに成功したのです。ミート率が1.48まで向上し、スピン量を2,660rpmまで減らせたことが大きな要因でした。

「最初にクラブを持った時は重く感じて、トップから切り返して振り下ろした時のしなりが少なくなった気がしました。でもそれがいい意味での振りやすさにつながっていて、今までよりずっと気持ち良く振り抜くことができました。私はクラブを大振りするタイプで、飛ぶ時と飛ばない時の差が大きいのですが、『Diamana BS50LD Ⅱ』を装着した『B-LDドライバー』は手とヘッドが一緒に付いて来ている感覚ですごく打ちやすかったですし、飛距離が安定しました。ゴルフを始めてからずっと同じドライバーを使っていましたけど、最新モデルの進化ってすごいですね! 今日は初めてフィッティングを受けましたが、他のクラブも全部フィッティングを受けたいと思いました」(久保田さん)

160ヤード前後だった飛距離が、適正スペックの最新『B-LDドライバー』を使うことで170ヤード以上に伸びた久保田さん

適正スペックのクラブを選ぶことの大切さを知った久保田さん。「他のクラブもフィッティングしたい!」と感動した様子でした

◆今井さんはドライバーの曲がり幅が激減!「自分に合うものが一番スコアにつながると感じました」

続けて、フィッティングを受けたのが今井さんです。ゴルフを始めて4年ほどですが、100切りを達成して現在の平均スコアは93で、80台で安定させるのが目標だと話します。ドライバーについては、「今より飛距離も欲しいですが、どちらかと言えばコントロール性を重視したいです」という要望を伝えた上でフィッティングをスタートしました。

久保田さんと同じく、今井さんも専用機器をマイクラブに装着して、スイング解析を行いました。

今井さんのスイングは平均2〜3度ほどのアッパーブローで打点のブレも小さく、安定したフェードボールが打てていました。マイクラブの弾道データは、キャリー150.6ヤードでトータル173.0ヤードという結果でした。問題点としてスピン量で、平均して3,000回転を超えていたために飛距離が伸び悩んでいることが分かりました。結果、推奨されたのは今よりも重い『B-LDドライバー』とメンズの『B2HTドライバー』でした。

ブリヂストンゴルフ専任フィッターのスイング解析を聞く今井さん。推奨クラブだけでなく、自分のスイングを知れることもフィッティングを受ける大きなメリットです

まずは最新モデルの『B-LDドライバー』をテストした今井さん。ロフト11.5度で純正シャフト『Diamana BS50LD Ⅱ』のAフレックスという最もハードなスペックを試し、キャリー168.3ヤードでトータル190.8ヤードという結果でした。マイクラブから飛距離アップには成功したものの、やや打ち出し方向が左になり、スピンも2,800回転と飛距離を伸ばす余地が残っています。

続けて、メンズモデルの『B2HT ドライバー』をテスト。シャフトには藤倉コンポジットの『SPEEDER NX BLACK』の「40R」を装着したハード仕様のクラブでしたが、スピンを2,590回転まで減らすことに成功し、キャリー166.7ヤード、トータル192.1ヤードまで飛距離を伸ばすことができました。その後、何球か続けて打ちましたが、左右の曲がり幅もマイクラブより抑えられていて、要望として出したコントロール性の高さも叶えることができたようです。

「最新のクラブはやっぱり進化していますね。新しい『B-LD』も『B2HT』もしっかり振って、フェアウェイに残ってくれる安定感が備わっていました。本格的なフィッティングを受けたのは今回が初めてでしたが、自分に合ったボールやクラブ、シャフトが分かるだけでなく、スイング軌道を知ることもできますので、改めてフィッティングは絶対に行ったほうがいいと感じました。今までは感覚で“これが良さそう!”とクラブを選んでいましたが、しっかりフィッティングした自分に合うクラブを使ったほうがスコアアップにつながると思います。ブリヂストンゴルフのクラブはどれも打感や音がすごく好きで、今まで使ってきましたが、フィッティングも含めて、ぜひいろいろな方に良さを知ってほしいですね」(今井さん)

メンズクラブにカスタムシャフトというハード仕様がフィットした今井さん。飛距離も安定感も大幅にアップしました

最新クラブの進化と共に、フィッティングの魅力を知った今井さん。「今後は必ずフィッティングします!」と話していました

クラブは新しいほど性能も進化していて、飛距離や方向性が高まることは間違いありません。しかし、クラブ選びにおいて何より大事なのは自分に合ったモデル、スペックを見つけることです。ブリヂストンゴルフの「Golfer’s Dock Ball & Club」を受ければ、短時間で自分のスイングに合った最高の1本を見つけることができます。「Golfer’s Dock Ball & Club」はブリヂストンゴルフが主催する試打会や直営店にて受けることができますので、今使っているクラブに悩みを抱えているなら、一度体験してみるのがおすすめですよ。

撮影・取材・文/田辺直喜

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