ゴルフラウンドでは、知人や友人がその知人を呼び、初対面の人を交えてラウンドをするシーンも珍しくありませんよね。またコンペでは、まったく知らない人と同じ組でまわる話も多いですよね。そんなシチュエーションにおける第一印象は、その日の服装によっても左右されます。
ゴルフウエアは、華やかなデザインやビビッドな色使いのものも多く、冬のラウンドでも人気がある一方で、個性的すぎるコーディネートをしてしまうと、第一印象を下げるきっかけにもなりかねないので要注意……!
メンタル心理カウンセラーの並木まきが、初対面の人からマイナスな印象を抱かれやすいゴルフウエアのNGコーディネートをお話します。
【1】露出が多いボトムス×生脚
ゴルフラウンドは、普段は着ないような露出度の高いボトムスも着用しやすいシチュエーションであるのは確か。けれど、そこに「生脚」という要素が加わると、一気に下品な様相を醸してしまうことも少なくありません。
特に、寒い時期の女性の「生脚」には嫌悪感を示す人も多く、ニーハイソックスなどの長めの靴下を着用していたとしても、印象はさほど変わらず「露出の多い人」というイメージが付いてしまうことも多いようです。
きちんと防寒対策をしたうえでのファッションだとしても、第一印象を下げたくないときには、避けたほうが確実なコーディネートであるのは確かだと思います。
【2】不可解な言葉やイラストが描かれているウエア
ゴルフウエアはタウンユースの洋服と異なり、ウィットに富んだものやクスッと笑ってしまうようなユニークな文字や絵がデザインされているものも少なくないですよね。
こういったウエアは、気心の知れた仲間うちのラウンドであれば、遊び心のあるファッションとして受け取ってもらいやすい一方で、初対面の人からはそのウエアの印象がその人の第一印象に直結することもあります。
特に、不可解な言葉や下品と受け取られやすいフレーズ、イラストなどが描かれているウエアは、本人が思っている以上に周囲に与えるインパクトが強いため、予想外のマイナスな印象を与えてしまうこともしばしば……。目上の人やマジメな性格の人ほど、こういったウエアの遊び心を受け入れられないこともあるようなので、大事なシーンでは避けたほうが賢明でしょう。
【3】ペアルック
ゴルフウエアは、カップルや仲のいい友人同士で、ペアルックにして楽しみやすいですよね。街中では恥ずかしいと感じてしまう人でも、ゴルフ場という解放的な場所だと、挑戦しやすいメリットもあるようです。
しかし、「ペアルック」というだけで、周囲に強烈な印象を残すことも少なくないため、第一印象を上げたいときには、よくよく考えたほうが無難なことも。
カップルや夫婦でのペアルックは、仲良しであることを印象付けやすい一方で「わざとらしい」「見せつけられた」などの不快な印象を抱く人もいるのも事実。また、親しい友人同士でのペアルックも、仲が良いことを印象付けるには効果的でも、初対面の人が妙な疎外感を覚えるきっかけになりやすい点は否めません。
当人は楽しいムードを演出しようとしているだけでも、“お揃いのウエア”が醸すインパクトは大! 第一印象を下げたくない場面では、リンクコーデくらいにとどめておくほうが無難でしょう。
どんなウエアを着ようとも、基本的には本人の自由であるのは間違いありません。けれど、初対面の相手ほど、ウエアの印象によって、その人へのイメージが確立しやすい面もありますから、第一印象を下げたくないシチュエーションでは、なるべく避けたほうがいい装いも。
TPOにふさわしいコーディネートで爽やかなラウンドを楽しめることが、ゴルフにおけるコミュニケーション上級者でもあるのではないでしょうか。
並木まき/元市議会議員・時短美容家(一般社団法人 時短美容協会・代表理事)。20代から見聞きしてきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様への分析を活かし、美容や恋愛に関するコラムを中心に、さまざまな媒体に寄稿。ゴルフ歴15年のエンジョイゴルファー。