昨日は、成田美寿々プロが逆転優勝を果たし、毎週、日本人選手が頑張っている今年の女子ツアー。先日行われた、ENEOSゴルフトーナメントとアクサレディスゴルフトーナメント in MIYAZAKIで活躍を見せた4人の女子プロに、結果を出せた理由を聞いてみました。これを参考にすれば、スコアアップのカギが見つかるかもしれませんよ!
【吉本ひかるプロ】パッティングだってバックスイングをしっかり上げる
「緊張すると、特にパッティングで体が硬くなりバックススイングがしっかり上がっていませんでした。ビビって上げられなくなっていたので、テークバックを大きく取ることを意識しました。パッティングもショットと同じ。しっかり振り上げることで、リズムよくヘッドは下りてきます。あとは、ハンドファーストのインパクトを心がけるだけです。」
【稲見萌寧プロ】ハーフウエイバックでシャフトを立てる
私はテークバックでコックをし始めるのが遅くて、インサイドに上がったり、アウトサイドに上がったりする癖があるんです。そこで、ハーフウエイバックでしっかりシャフトを立てることを強く意識してプレーしていました。悪い癖が抑えられて、球が散らばることなくつかまったボールが出たのが、いい結果につながったと思います。
【河本結プロ】右手の意識を消すためクリスハンドグリップでストローク
緊張したときに1メートルのパットも外れそうな転がりをしていたんです。入れたい気持ちに脳が反応すると右手が勝手に動いてしまって。そこで右手の意識を消すために、左手を下にし、左手小指に右手人さし指をかけて握るクロスハンドグリップに変更しました。構えたときにおなかに力を入れ、インパクト前後の30センチを真っすぐ動かす意識でストローク。これでずいぶん安心して打てるようになりました。
【穴井詩プロ】“下半身で打つ”でダフリを解消
先週、上体に力が入ってしまいアイアンがダフリまくっていました。それに気づいたのは、上田桃子さんの優勝スピーチ。「下半身で打つことを心がけているから、右手がダメでもやれると思った」。目が覚めました。飛距離が落ちても、グリッププレッシャーを弱め、上体のリキミを抜いて下半身に重心を集める。手を使わず下半身で打つ意識を徹底した結果、ショットがよくなったんだと思います。
記事・写真提供:週刊パーゴルフ