【吉田優利プロが女性ゴルファーに教えてくれる】下半身リードで10ヤードアップ!【グリップを意識してミスを撲滅】

プラチナ世代の吉田優利プロは徹底した低重心を意識して、飛距離を10ヤードアップさせたといいます。今回はミスを減らすためのグリップについて教えてもらいましょう。

【吉田優利プロが女性ゴルファーに教えてくれる】下半身リードで10ヤードアップ!【低重心でリラックス】

◆ボールの位置が体から離れるといろんなミスが出る

以前はグリップエンドと体の間がこぶし3個分開いていましたが、ボールの位置が体から離れると、いろんなミスが出ます。ダウンスイングで右肩が下がったり、アウトサイドからクラブを下ろしたり、手打ちになったりします。それを避けるために、グリップエンドと体の間をこぶし2個分に縮めました。ボールとの距離を近くすることで、ムダな動きを抑えられ、クラブの軌道を制御できるようになりました。

◆グリップエンドと体はこぶし2個分以上離さない

ボールから体が遠く離れると、手打ちやカット打ち、ダフリなどのミスが出る。グリップエンドと体の距離をこぶし2個分に抑えよう

◆曲げたくないときは思い切り短く持つ

ドライバーショットが大きく曲がるとスコアメイクができません。大きく曲がるという人は、思い切ってクラブを短く握ってみましょう。グリップエンドから指3本分ぐらい余らせます。それぐらい短く持っても、ボールのスピン量が少なくなるぶん、ランが増えて、飛距離自体はそれほど変わりません。特に曲がることが多い、アゲンストのときや緊張した場面では有効ですね。

注意点は、スイングを変えないこと。私は短く握ったからといって、ボールに近く立つことはありません。

「指3本分余らせても飛距離はほぼ変わりません」吉田プロ

◆教えてくれたのは…

吉田優利プロ よしだ・ゆうり/2000年4月17日生まれ、千葉県出身。アマチュア時代はナショナルチームメンバーとして活躍。18年に日本女子アマ、日本ジュニアを同一年に制覇する。19年にプロテスト一発合格。国内でのプロデビュー戦となった今年のアース・モンダミンカップでは見事予選を通過。今後の活躍に期待がかかる。エプソン所属。

週刊パーゴルフ 2020VOL.23掲載  取材/構成/文・山西英希 撮影・村上航  取材協力・浜野ゴルフクラブ(千葉県)